春先から悪化していたアトピーはだるま湯と出会い、自分でも驚くほど、あっという間に回復していきました。これまで何をしても効果があらわれなかったのが嘘のよう、というより、歯車がかみ合ったようでした。
ただ、どうしても京都から高野山、というのは距離的な制約があります。まして、だるま湯の付近はキャンプ場が点在する場所ですから公共の交通機関からも離れていて、行くとなれば1日仕事でした。
山道のドライブも度々となれば疲れるもの、そこで毎日のお風呂に、だるま湯を2リットルほど入れることにしました。
お風呂場にスプレーボトルとコップを持ち込み、温泉水をスプレーしながら、喉が渇いたら温泉水を飲み…と毎日1時間以上、湯船に浸かるようになりました。できるだけ、だるま湯の濃度を上げるためギリギリの量の水道水を入れ、寝湯のような姿勢でひたすら浸かりました。またスプレーボトルに温泉水をいれて持ち歩き暇さえあればシュッシュッとスプレーし、温泉水をすこし温めてのみ、ことば通りだるま湯漬けでした。
実はこれまで、週末以外に湯船につかることはほとんどありませんでした。家族はわたしの帰宅前にすでにお風呂を済ませていてぬるいお湯につかるより、熱いシャワーを浴びる方が好きだったのです。入浴は発汗をともないますし、血行を促進し体をあたためますから温泉でなくても解毒効果を期待できます。今となれば温泉でなくても、入浴することは大事なことだと思います。
お湯が汚れることに家族への遠慮もあって自宅のお風呂でお湯に浸かることに抵抗があったのは事実です。お湯に浸かりはじめた頃、あがった後のお風呂の汚いこと…
温泉ではお湯の量が多いので、さほど意識せずすみましたが家のお風呂なら一目瞭然、皮膚がボロボロ浮いているだけでなく白く濁り、とてもその後に入ったり、残り湯を洗濯に使ったりできる状態ではありませんでした。
だるま湯で入るのと同様、あがった直後の猛烈な痒みはやはりありました。なんとかやり過ごせる日もあれば、掻いて掻き壊してしまう日もあり必ずしも毎日前進できた訳ではありませんがゆっくり、ゆっくり良くなり炎症の起きている部分が体の中心から末端へ移っていきました。
肘や膝の裏側や手指など、一部に炎症は残っていましたが全身に広がっていた状態を考えれば、夢のような回復ぶりでした。
坂井 歩
プレマ株式会社 経営企画室 坂井 歩ちょっと、どこかにハマルとおかしな方向にのめり込む典型的なB型のサラブレッドです。お仕事している間はB型の血をできるだけ出さないように冷静に対処している……つもりです。 家ではこれまた強烈なB型一家。 みんなやりたい放題好き勝手、自分が一番まともだと思っているまとまりの付かない家族を日々ネタにしながら頑張っています! |