本場中国のザーサイってなにでできているかご存じですか? アブラナ科植物の茎の根元の漬物なのです。希少な国産ザーサイだからこそできる「葉ザーサイ」と「味付ザーサイ」を使った超時短メニューのご紹介です。刻んで和えるだけ! 葉ザーサイは油炒めしてありますし、ザーサイも本来であれば塩抜きの手間がかかるのですが薄味に味つけ済みです。辛味もマイルドなので有機ホットソースをプラスするのが上品仕上げのコツです。
材料 2 ~ 4 人前
A
味付きザーサイ(みじん切り)
葉ザーサイ・味付き
白ネギ(みじん切り)
有機ホットソース~ゆず風味
ごま油こまやか(濃口)
ちょいたし薬味 乾燥粒にんにく
七福醸造白醤油
蒸し人参(長めの乱切り)
*茹でたカリフラワーや厚揚げ・豚しゃぶなどでもOK。
あれば五香紛少々を振りかけておく
春菊
*生で葉先のみにごま油こまやかとUMAMI パラパラをかけておく
つくり方 10分(人参の茹で時間省く)
ボウルでAの材料を全て混ぜ合わせ、蒸し人参と和えてできあがり!
生の春菊は人参との相性が良いのでお酒の肴にもオススメです。
※にんにくは味の決め手です。必ず使ってください(すりおろしにんにく少々でもOK)。
次男が4歳になりました。夫と長男と3人家族だったなんて信じられません。朝、目覚め、隣に私を確認すると満面の笑みで『ママおはよぉ~ もうちょっと寝ようかぁ』。幼稚園弁当作りに取り掛かる時間でも『ふぅちゃんおはよう! うん』むにゃむにゃ……
次男が生まれる3人家族の当時から生活時間のスペース作りに余念がない方でなにかとバタバタしていたのですが、どっこい。『時間』はその「噛みしめかた」で長くもあり短くもなると感じています。あんなに時間がなかったはずの3人家族が4人家族になり、忙しいはずですが感覚的にはその逆。なんてお得なんでしょう~♪
『1秒』世界共通の時間の区切りのようですが実は違う。今年は次男の『1秒感覚』を先生と思い、体はバタバタ&心はのんびり走りはじめました(このしわよせは夫にかかってる気がするけど、きっと気のせいでしょう)。さて料理家として時間つながりの料理の話題をひとつ。
現代日本の家庭料理において求められることはなんでしょうか?
ここ数年で特に定番化したのはズバリ『時短調理』です。台所を預かる立場の人は『ちゃちゃっと美味しいものを作ること』が求められます。本来、お家の味を受け継ぐため手間暇を惜しまないハレの日料理(おせち理料理など)があるのだと思います。敗戦後の日本はライフスタイルの劇的変化から独自の家庭料理が生まれ定着してきた文化があります。
「今日のご飯はスパゲティ?麻婆豆腐?カレーにする?」
と異国風のアレンジメニューを作れる一般家庭。そこには加工品や時短レトルト調味料の普及もあり、味覚の均一化も国を挙げて成功させてきたのです。この食改革をワイワイと72年でやってのけたんですから、日本は唯一無二のユニークな国です。しかしここからが正念場です。台所を預かる私たちが『時短』を外す必要はありません。その素材を吟味し選ぶことをワイワイやればいい。時短調理にじっくり手間暇かけた調味料を使う。例えば調理時間が10分でも3年醸造の醤油を使えば3年と10分の壮大なスケールのお料理のできあがりなのです!
我々が国民あげて取り組めば必ず結果を出せる『超・時短民族』であることを誇りに思います。
ベジタリアン料理家/Neo ベジタリアン料理指導士代表/マクロビオティック望診法指導士プロフェッショナル
美大卒業後、モザイクタイルアーティストとして活動。
2軒のカフェ立ち上げと運営を経て現在に至る。
重度のアトピーだった息子と暮らす経験と「完全菜食」の実践体験を活かし、時代に沿った食事&スイーツを伝える。
大学生と2歳の息子とYOGAインストラクターの夫と4人暮らし。