弊社は備長炭や木酢液の素晴らしさを口から口へ、人から人へ伝えるところからスタートしました。当時から、私のなかでは自然素材のうち、いろいろなところで人間や環境にプラスとなる素材として「炭、塩、麻」を三本柱として据えていました。炭やその副産物は創業当時から主力としていたので、いまだにメインのウェブサイトの名前は「びんちょうたんコム」という名前になっています。最近は自然食品などが大量に掲載されているので、どうして「びんちょうたん」なんだろうと思われる方が多いのも承知していますが、アドレスの変更は簡単ではありませんし、当時のままの志を保つ意味でも名前は変えずにやっています。
そして、塩。これはもちろん精製塩のことではなく、海のミネラル成分をしっかり含んだ自然塩のことです。今でこそ、自由に製造し販売することができる塩ですが、以前は明治時代に立法された塩専売法によって１９８５年までは、日本専売公社だけが製造し販売できるという制度になっていました。海の塩を自由に作ることも、販売することもできなかったのです。太平洋戦争の終戦が１９４５年ですから、なんと戦後になっても40年も永きにわたって塩は国家の管理下にあり、よほど努力しないないとミネラルを含む塩を食べることはできなかったのです。その努力を積み重ねたのが現在の「海の精」につながる有志のグループです。紆余曲折を経て天然の塩作り復活を果たし、制限されていた流通も徐々に緩やかになって、塩専売法の廃止された１９９７年からは自由に塩を販売することができるようになり、５年の経過措置を経た２００２年、やっと誰でも完全に自由に好きな塩を買って食べることができるようになったのです。プレマの創業は１９９９年ですから、まさに塩の自由化の波とともに自然食品の取扱を拡大してきたといっても過言ではないでしょう。
残るは麻です。ご存じのように、日本では衣類としての麻はどのような種類でも自由に買うことができますが、現時点では世界各国で自由化がすすむ医療用大麻などの身体に使う大麻由来製品の所持や使用には厳しい制限があります。そうです、「ダメ、絶対」の世界です。やっと医薬品に関しては少しムードが変わりつつありますが、それでもなお、先進国では唯一といっていい「大麻は危険薬物です」という前提にたって社会制度が運用されています。この大麻は危ないものであるとされる成分が、大麻に含まれるTHC（テトラヒドロカンナビノール）であり、これが酩酊や幻覚、常習性などを引き起こし、人をダメにする百害あって一利なしのトンデモ薬物だという建て付けになっています。世界的にはもうこのような認識は科学の世界においてほとんどないのですが、私たちは日本国民ですから定められた法律に従いませんと、刑務所に入れられてしまいますので、いかようにもしようがありません。
実際に飲んでみて実感 ホップ由来の水溶性ＣＢＤ
そこで出合ったのが、同じくアサ科であり、ダメ絶対なTHCを含むリスクがないホップという植物です。ホップといえばビールのイメージがありますが、大麻にもホップにも心身の健康を促すというCBD（カンナビジオール）が含まれているのです。そのホップからCBDを取り出し、さらに吸収されやすい水溶性にする技術を開発した会社があるとプレマのお客様である神経内科の医師、上古先生からお伺いし、さっそく原料のサンプルをいただいて自分で飲んでみました。あーらビックリ、従来から知っていて販売もしていた大麻由来のCBDと比較してもさらに微量で充分な体感を得ることができ、「なーんや、大麻由来のCBDにこだわることはなかった」と、むしろこの水溶性原料のほうがはるかに優れていることがはっきりとわかったのです。やはり口から飲むものである以上、油にしか溶けない従来のCBDよりも水溶性のほうがはるかに早く体感が得られ、そのうえ少しでいいので圧倒的に経済的なのです。私は15年前に受けた頚椎症手術の後遺症と諸々のストレスに悩んでいますので、どのCBDが良いのかは心身ですぐわかります。おそらく心身が痛いあなたも、飲めばきっとすぐわかることでしょう。
