冷めてもおいしくて、食べると元気が出るといわれる「ばんばのお米」。
社内にも愛用者の多いアポロシリーズの
BSボール(アポロセラミック)を土壌にほどこし、
イヤシロチとなった田んぼで育てるBS農法の番場さんに、お話を伺いました。
「石川県は海が近く、おいしいお米が育たない」というイメージもあり、
なにか特色を出したいと思っていました。
以前から合鴨農法などはしていましたが、
無農薬に取り組むきっかけとなったのは、自身の農薬中毒です。
平成12年の夏だったと思います。
散布していた農薬を補充しに戻ってみたものの、どうにも動けない。
仕方なく家に戻ってシャワーをしたら、温度がわからないんです。
これはダメだ!と近くの診療所で点滴してもらいました。
冷たい、熱いという温度がわからないのは、一時的に神経が麻痺したということ。
本当に怖かったです。その翌年からほとんどの農薬をやめました。
それをきっかけに知人から
株式会社アポロ科学研究所の末廣淳郎さんを紹介してもらいました。
実は、最初は怪しいと感じたのですが、
肩こりにアポロセラミックのペンダントを勧められ、
つけているうちにいつの間にか肩こりが治っていました。
それで、お米にもいいかもしれないと思ったのです。
アポロの製品を使い出して驚いたのは、
お米の芽がきれいに全部揃うこと。
計算よりも早く、しかも揃って芽が出てくるので驚きました。
そして、例年通りに有機資材や堆肥を入れると、べたっと倒れてしまった。
栄養過多のような状態になってしまったんです。
いろいろ試してきた結果、「場」がよくなるということがわかりました。
僕にはわかりませんが「食べると、喉を通るときにわかる」とおっしゃるお客様も。
実際に波動測定器で測ると、アポロを使って育てたお米はエネルギーが高いのです。
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番場さんの田んぼから車で5分ほどのところに、大きく開けたダイナミックな石川 の海。通常、稲作は海の近くでは不利とされている
僕が実感しているのは「『心』が変わってくるんじゃないか」ということ。
それに伴って、めぐり合わせも変化してきました。
嫌な人が寄ってこなくなったり、
第一印象がよくないと思っていた人が、つながると実はすごくいい人だったり。
いいご縁が増え、問題が起こっても、どこかで誰かが解決してくれる。
おかげで苦労が苦労でなくなり、問題が起こっても楽しいと感じるようになりました。
考え方も違ってきているのかもしれません。周囲に支えられていると感じます。
毎日、稲の顔を見てまわる
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霊峰白山を後ろに控えた番場さんの田んぼ。
「白山がこんなにきれいに見えるのは珍しいよ」と番場さん
お米は作る人の気持ちが影響します。
愛情を持って作ったら「おいしい」と言われる。
作る人の「心」なんです。
僕の心が良いとは言いませんが、良くなりたい気持ちがある。
老子の言葉「大器晩成」は本当は「大器免成」であると聞いたことがあります。
「本当に偉い人は、大物にならない」という意味です。
常に努力し続けていくことが大切で、
「大物」だと自分で思ってしまうと成長が止まってしまう。
米作りも「これでいい」と思ったら、それで終わり。
米作りは気が抜けません。
用がなくても、毎日、田んぼを回って稲の顔を見て歩いています。
今後は、できるなら自然栽培を目指したいです。
農薬を使わずにどんどん作りたい。
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豊かに実った収穫前の稲穂たちが激しい風に元気に揺れている
そういうと慣行農法が悪いように聞こえてしまうかもしれませんが違います。
戦後は化学肥料や農薬を使ってでも、農作物を大量生産しなければならなかった。
そうやって日本の経済を支えてきたのです。
今、裕福になり、みんながお米を食べられるようになったのは
ありがたいことですが、だからといって、慣行農法を批判するのはおかしいですよね。
そのおかげで「今」があるのですから。
先人に感謝しつつ農薬を減らして、傷めてきた環境に恩返ししていきたいです。