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転ばぬ先の栄養学

【Vol.27】「カルシウムと健康について」(その1)

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 戦後から現代に至る40数年間に、日本人の食生活は大きく変化しました。 私たちの「命」を脅かす「元凶」は、食品添加物から農薬、化学肥料・飼料、養殖に欠かせない魚網防汚剤、抗生物質など多種多様です。私たちの身近に潜むこれらの化学物質は、高度経済成長政策をその根底で支えつつ、生活の奥深くにまで浸透してきました。これらのおかげで私たちの生活は「豊か」で「便利」になり、「飽食」な日々を実現したと言っても過言ではありません。

 その反面、ガンや糖尿病、動脈硬化といった生活習慣病の急激な増加だけでなく、「食源病」によるアレルギー性疾病も増加の一途をたどっています。「自分の健康は自分で守る」という考え方が必要な時代なのかも知れません。

 私は35年にわたり食品の研究開発に携わりながら、各地を講演活動で訪れました。会場で皆様に健康維持や病気の改善にどのような対策をしているかと尋ねると、多種多様のサプリメントを愛用しているとの回答が非常に多いのには驚かされました。テレビや広告の上手な宣伝文句に飛びつくのではなく、まずは食生活を見直したうえで、どうしても野菜が不足がちであれば青汁などで補給するのも良し、ビタミンが不足がちならばサプリメントで不足ビタミンを補充することも一考でしょう。そこで私がぜひ薦めしたいのがカルシウムです。

 カルシウムは骨や歯を丈夫にするだけではなく、常に健康な生命を維持する為の重要な働きをしています。ところが日本の国土事情からも、食事だけで十分に摂取することは難しく、食い溜めもできません。加工食品が氾濫する今、カルシウム不足が様々な病気の引き金にもなりかねません。我家でも長年、炊飯はもとより、味噌汁やカレーなどにカルシウムと微量ミネラルを加えて補給しています。「食は命なり、食誤れば病発す。病発しても食正しければ病治す。よって医食同源なり」の如く、健康は一日にしてならず、日々の積み重ねが大切ではないでしょうか。

山口清道

山口清道氏
日本予防医学研究会理事、フルボ酸・腐食性物質機能研究会会長。大手企業や新聞社、薬剤師会、教育委員会その他の各団体が主催する講演会で講師を務め、『食品破壊の実態』『カルシウム不足の脅威』などをテーマとする講演回数は1000回を越える。
現在は講演活動を休止し、食品科学研究所・BAOBAB代表、株式会社バオバブ代表取締役として、イメージ商品が氾濫する現代における、ほんもの食品の研究開発に取り組む。

- 転ばぬ先の栄養学 - 2009年11月発刊 Vol.27

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