眠る時間に温まる
妊娠中の冬、積極的に温めて、過ごしてらっしゃいますか? 冷えるとお腹も張りやすくなるし、寒さで血管が収縮することで、血圧が上がるそうです。妊婦健診で毎回血圧を測ることからもわかるように、血圧の管理も妊娠中に必須、冷えないに越したことはありません。さらに感染症対策でも、温めて抵抗力をあげたほうがいいです。妊娠中はいつでも冷えは大敵ですが、冬はさらに心がけて温めてください。
でも12月はバタバタするから、気ぜわしさでつい冷えたままになってしまうかも? そんなときは、夜眠るついでに積極的に温まることができる、湯たんぽが便利です。それも、二つ使いがおすすめ。
妊娠中は、横向き、特に左側を下にして(つまり右脇腹にある肝臓を圧迫せずに)横になると楽ですが、横になって休むときに、例えば足もとと、背中側の腎臓の位置に立てかけるように、2カ所に湯たんぽをおくことで、温まりながら、内臓のサポートもできます。熱すぎないようタオルを巻いて調整しつつ、湯たんぽの一つを太ももの間に挟み、内ももから股にかけて温めるほうが、足先の冷えまで早く取れることも。膝を曲げて横になるのが楽なら、お尻から股(会陰)に立てかけるように、湯たんぽをおいてみるのもいい。内ももや会陰に熱を入れるほうが、温まるかどうかなど、自分の体にききながら、眠り落ちるまでの短い時間でしっかり温まってください。
産後の母親は、自分に手を掛ける余裕がないことが多いです。ちょっと風邪ぎみのときには、とり急ぎ湯たんぽを入れれば、赤ちゃんに添い寝をしながら温まれます。それに、赤ちゃんの保温にも、湯たんぽは便利なんですよ。赤ちゃんの足元の、ちょっと離れたところに湯たんぽを置くことで、無理なくほかほかにしてあげられます。
家族が風邪を引いたときにも、湯たんぽはもちろん効果的。プレマには、陶器や銅の、すてきな湯たんぽがありますから、とにかく家に複数個あるといいですよ。布団に入る前に湯たんぽを入れておくと、寝床が温まるぶん、冬場の幸せ感が増すのです。
授乳のときにも温まる
湯たんぽは季節アイテムとして常備していただくとして、同じくよくおすすめするのが、アルファウェーブの『ミニパッドS』です。1枚を背中に入れておくのは基本で、もう1枚、お腹側にも入れてあげたらいいと思う。薄手の『ポカぽん』も同じように使えますが、妊娠中の冷える季節は、ミニパッドSのほうが強力です。
アルファウェーブの『腹巻き』はよく伸びるので、お腹が大きくなってもかなり使えます。でも、お腹の重量感が増してくるころには、先月書いた、サラシの腹帯とミニパッドSの組み合わせは、きっちりすっぽり守られて気持ちがいい!
産後にも、アルファウェーブの腹巻きやミニパッドSがあると、授乳のたびに胸をはだけて冷えがちな、母体を温めることができます。腹巻きはもちろん温かいですが、おっぱいをしまうときに、デコルテの上にミニパッドSをおいてあげると、冷えるとチリチリ痛むような、一生懸命働いている乳腺のケアにもなります。それに、デコルテが冷えると、母乳も冷えるんですよね。赤ちゃんも、温かいおっぱいのほうが嬉しいんじゃないかな? 妊娠中から産後までずっと使える、温める定番グッズを、この冬迷わず導入してください!
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