「腸内環境が全身の健康と直結する」というのは、私がこの会社を創業した25年前から自然療法の世界では常識でした。しかし、現代医学の世界からは「便の質と健康が関係するなんてあり得ない」と一笑に付されるのが大半だったのです。ところが、10年ほど前からでしょうか、歯科の世界で「歯周病と腸内環境の因果関係がある」ことが知られるようになり、最近では、「免疫系と腸内環境の関係」や、「アレルギーや皮膚の状態と腸内環境の相関性」など、世間一般でも腸内環境、つまり便の質と全身の健康が一体であることが知られるようになりました。特に、この冬くらいからはイギリスの医学論文で花粉症と腸内環境の関連性が一流の科学誌に掲載されたことに端を発し、メディアに出ている医師から花粉症にまつわる、もっともホットな話題として話されるなど、状況が一変してきた感じがします。
私たちが言及することは10年、20年も早すぎるので、しばらくは世間からバカにされる日が続くのですが、大多数がほとんど知らない事実を伝えようとする私たちのような会社とお付き合いいただいているお客様がたくさんおられるので25年も会社を続けることができました、ほんとうにありがたいことだと思っています。
よいうんこを作る
サプリメントの提案
さて、私たちの売っているもののほとんどすべては、よい腸内環境を作るものといえますが、それはつまり「よいうんこを作るもの」とも言い換えられます。ご提案している数多くの食品は、伝統的な時間をかけた製法でとても丁寧に作られています。その原材料となる農産物もまた、農薬や化学肥料などの腸内環境を荒らすようなものはゼロ、もしくはほとんど使用せずに手をかけて育てられていますから、世間一般でどこにでも手に入るような早く、安く、大量に作られたものとはまったく別の次元のものです。希少性の高いものに安くないお金を払うお客様に私たちは助けられているわけです。ただ、常にそのような食事を摂れる方もかなり限定的で、やはり多かれ少なかれ一般的なものを口にすることもあるでしょう。その際、どうせ世間一般からバカにされるのですから、『元気うんこの素』という、たとえ食べ過ぎや悪食になってしまうときでも、食事やおやつタイムの前に飲んでおくと、よいうんこを作れるストレートなサプリメントを作ってもいいかな、と思って着想したのがこちらです。
私も出張や外食が多いので、誰よりも自分が欲しいもの、かばんからさっと出して、食べる前に飲んでおくことを習慣化しやすいサイズ感も重要でした。私が組み上げたレシピ材料のハーモニーによって、食べたものの糖質の一部を吸収しにくくし、その糖質をオリゴ糖に組み替えることで善玉菌の餌にして、よいうんこが作れることを目指しています。同時に、このようなものを必要とされる方は私のように、つい体重が増えすぎて、というお困りごともあるでしょうから、脂肪の代謝を促進するような素材を組み合わせて完成させました。社内でのモニター検証では、約7割のスタッフに便や体重、体脂肪率など何らかの変化があることを確認しましたが、決して100%そうなる、というものでもありません。
さすがに、『元気うんこの素』とパッケージに書いてあると、大半の人にはとても恥ずかしいものになってしまいます。用事があって出かけた京都市山科区小野にある小野随心院で突然閃いたのがこの『おはようおかえりのもと』です。なぜこういう名前になったのかの詳細は販売ページやパッケージの裏に書いていますが、つまり口から入れた食べ物と、早く美しくトイレで出会いたい、という私や皆さんの願望を込めたものなのです。大切な存在とは、早く会いたいものですね。I miss you so much!