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くま先生のすこやか診察室

「子どもも親も、家族みんなの笑顔と幸せのために」総合医療くま先生からのメッセージ

統合医療やまのうち小児科・
内科医師

山内 昌樹 (やまのうち まさき)

小児科医として勤務していたが、西洋医学の素晴らしさを感じつつ心から望む医療と現実のギャップに悩み、軽度のパニック障害を経験。YHC矢山クリニックで小児科 を担当し、病気の真の原因を学ぶ。お母さんの自己肯定感を取り戻すことが家族みんなを笑顔にし世界を平和にすると確信している。
〒849-0915 佐賀県佐賀市兵庫北5丁目8-7-2
0952-33-8500
http://www.yamanouchishounika.jp/

不安について 3

投稿日:

不安が起きる原因の一つに、苦手なことをがんばっているという状況があります。誰にでも、得意分野と苦手分野があります。苦手なことはがんばっても、なかなか成長しなかったり、はかどらなかったりして自信がなくなります。自信がなくなると不安感が出やすくなります。

やらなければいけないと思っていることは、たいてい苦手分野。好きで得意なことは「やらなければ」とは思いません。やっていて楽しいし、いつまでもやれるからです。得意分野は楽しんでいるだけでドンドン成長します。

得意分野が「一を聞いて十を知る」だとすれば苦手分野は「十を聞いて一を知る」といえます。得意分野では1の努力が10の効果を生み出すとしたら、苦手分野は10の努力をしても1の効果しか生み出せません。非常に燃費が悪いのです。排気ガスが出るので気分が悪くなります。また苦手分野では、全体が見渡せないので、重要なポイントを外してしまったり、重要でないところにこだわって時間とエネルギーを消耗してしまいます。すごく疲れますし、うまくいかないので自信が持てません。頭の中は「がんばる・ガマン・きちんとする・一人でする・~すべき」などの言葉でいっぱいになっています。思考が増え過ぎると不眠になる傾向があります。寝つけない、途中で起きる、早朝に起きる、よく夢を見る、などの症状がでます。

 

苦手なことは合わないこと

がんばってもがんばってもうまくいかず、何度も失敗したとき
「もっとがんばろう!」「がんばりが足りなかったんだ」と自分を責めたりします。
がんばるという言葉自体が、「今のままの自分ではダメ」という自己否定の意味を含むので、更にがんばるということは、自己否定を更にこじらせることになります。
エネルギーが減るので、元気がなくなり、鬱っぽくなったり、病気にかかりやすくなります。

ではどうすれば、この状況を変えることができるのか?

極論としては、苦手分野のことは「がんばらない・ガマンしない・いい加減にする・人に頼る・まあいいかぁと手放す」ことを薦めています。
先ほどの逆をするということです。苦手分野に対して10の努力をしていたとしたら、まず7くらいに減らしてみる。
更に言えば3 から1くらいに減らす。
もし可能なら0にする、つまりやめてしまいましょう。
苦手とはその人には合っていないということです。
自分に合っていないことに執着して苦しんでいる状態なのです。
そこに執着してしまうのは、親や学校で繰り返し教えられた、
「苦手なものは克服しないと大変なことになる」「がんばれば必ず報われる」という
幻想です。
ペンギンがいくらがんばっても飛べないように、人によって得意なことと、
苦手なことがあるのです。
エジソンや坂本龍馬のように、幼いころは落ちこぼれでも、好きなことや使命をみつけると、信じられないようなパワーを発揮することがあるのです。
苦手分野に対して使っていたエネルギーを、得意なこと、大好きな趣味に使うことで、
そのエネルギーは更に増幅して増えていきます。
苦手分野で勝ち目のない勝負するのではなく、得意分野を楽しむ!ということが、
様々な問題を解消するきっかけになります。

他に不安を消す方法として、「ありがたいなあ」と言ってみるという方法があります。
何に対して感謝するかは、頭が答えを出してくれます。
例えば、鍵をかけたかどうか心配になったとき、
「ありがたいなあ、この心配症の自分が、家を出たときに鍵をかけ忘れるはずがないよね。心配症のお陰で戸締まりは完璧だ。ありがたいなあ」
というように、まず感謝をする。現状に感謝して、満足すれば不安は消えます。

 

 

 

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統合医療やまのうち小児科・内科医師
山内 昌樹(やまのうち まさき)

小児科医として勤務していたが、西洋医学の素晴らしさを感じつつ心から望む医療と現実のギャップに悩み、軽度のパニック障害を経験。
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- くま先生のすこやか診察室 - 2017年11月発刊 vol.122

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