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くま先生のすこやか診察室

「子どもも親も、家族みんなの笑顔と幸せのために」総合医療くま先生からのメッセージ

統合医療やまのうち小児科・
内科医師

山内 昌樹 (やまのうち まさき)

小児科医として勤務していたが、西洋医学の素晴らしさを感じつつ心から望む医療と現実のギャップに悩み、軽度のパニック障害を経験。YHC矢山クリニックで小児科 を担当し、病気の真の原因を学ぶ。お母さんの自己肯定感を取り戻すことが家族みんなを笑顔にし世界を平和にすると確信している。
〒849-0915 佐賀県佐賀市兵庫北5丁目8-7-2
0952-33-8500
http://www.yamanouchishounika.jp/

怒り(感情)を解放する

投稿日:

イライラ、のぼせ、月経不順、月経困難、更年期などに効果のある漢方薬に温清飲があります。この漢方薬が合う人に「怒りを解放するワーク」をおすすめしています。

怒りっぽい人やイライラしている人、怒りや憤りを我慢している人はぜひやってみてください。もちろん、そうでない方でも、やってみるととてもスッキリすることがあるので、興味があれば試しにやってみましょう。

このワークをやるときは、誰もいない時間帯や車の中など、一人になれる場所でやってください。方法は簡単です。クッションや枕を用意して、思いっきりボコボコに叩くのです。プラスチックのバットや新聞紙を丸めた棒などで椅子やソファーの柔らかい部分を叩くこともできます。場所が広ければ、使わない茶碗や皿を叩き割ったりしても良いでしょう。怒りを感じる相手や状況に対して、思いつく限りの言葉をクッションや枕に向かって叫びながら、思いっきり叩いてみましょう。どんなに汚い言葉であってもとにかく声に出してみてください。自分のなかの怒りを出し切るのが大切です。多くの場合、怒りを全部出しきったら、涙が出てくることがあります。自分のなかに隠れていた本当の感情が表面化するのです。僕自身がやってみたときは、悲しさと悔しさで涙が出ました。なんでわかってくれないの?という誰にも知られたくない本音が出てきました。

心理学では怒りは「二次感情」といわれ、怒りの下に本当の感情が隠れているといわれています。その正体は、悲しさや悔しさ、さみしさが多いようです。本当の感情が出てきたら、それを感じることに集中してみてください。これらの感情は、体のなかに体感として表れます。

感情は体感を伴う

不安感や喉が詰まった感じ、咳き込みたくなるような感覚、胸がつかえた感じ、飲み込みにくい感覚、胸をぎゅっと掴まれているような感じ、胃酸の逆流、吐き気、胃もたれなど、誰でも一度は感じたことがあるでしょう。これらの体感は感情の表れかもしれません。

以前このコラムで、不安感の消し方を紹介したことがあります。それは感情を消すためには、その感情に意識を向けることです。具体的には、「私は今、不安を感じているんだなぁ」と言いながら、体で感じていることに意識を向けてください。最初は辛く感じるかもしれませんが、その苦しさに意識を向けることが大切です。普段は別のことを考えたり、ポジティブに考えようとしてみたりして、その体感から意識を外そうとしてしまうのですが、感情を消すためには、あえてその苦しさに向き合ってみてほしいのです。「私は今、不安を感じているんだなぁ」と繰り返しながら、体感に意識を向けてください。すると、その苦しさが少しずつ減っていることに気づくでしょう。個人差があるので人によっては時間がかかるかもしれませんが、コツコツと続ければ必ず消えていきます。他の感情でも同じように実践できますので、ぜひ試してみてください。もし途中でやめても、またやり直せば、途中まで減ったところから再開できます。一度完全に感情を消すことができると「あれ? どんな感覚だったっけ?」となるくらい思い出すこともできなくなってしまいます。その部分の思い込みも感情と一緒に解放されているはずです。

感情解放のワークが難しい場合は、自分自身に対して「辛かったね」「辛いのによくがんばってきたね」「そんなにがんばれるってすごいよ、えらいね」と自分自身に寄り添って、労って、褒めてあげましょう。何度も言葉にしてあげてください。完全に解放することが出れば、怒りを感じるようなシチュエーションになっても、怒りの感情が沸き上がらなくなります。。自分自身と周りの人々がハッピーになれることでしょう。

- くま先生のすこやか診察室 - 2023年9月発刊 vol.192

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