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Mie's マクロビ通信

【Vol.41】カラダが疲れた時には大根がおすすめ

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2011年がはじまりました。皆様が今年も健康で豊かに暮らすことができますようにお祈りしております。

新年は素敵に過ごすことができたでしょうか?年末年始から人と一緒にお食事をする機会が増えて少しカラダが疲れていたりしませんか?今年の初めにお届けする情報は、そんな時にとってもカラダを助けてくれるお野菜=大根のご紹介です。

大根はアブラナ科のお野菜です。古代エジプトで大根はすでに食べられていたそうで、中国を経て日本には弥生時代に渡ってきたお野菜。それ以来、日本ではずっと親しまれてきています。今でも日本の中で一番栽培されているお野菜は大根だそうです。そういう意味ではお米の次に日本を代表する食べ物といえるのかもしれませんね。

私が学んでいるマクロビオティックで日本の原点にあたるお医者様の石塚左玄先生はほとんどのお病気を大根と玄米で治したとか……。その当時は大根先生と呼ばれて有名だったそうです。石塚左玄先生や桜沢如一先生が残してくださった大根のお手当法は、私もずいぶんとお世話になって、いろんな場面でカラダの調和を取り戻すために活躍してくれました。大根はカラダの中に溜まっている余分なミネラルや脂肪を溶かしてカラダの外に排泄させる手伝いをしてくれるのです。

皆さんにとってもきっと身近な大根。そんな大根を使って年末年始のご馳走三昧でカラダに溜めこんだ余分な脂肪や塩分を排泄してみてはいかがでしょうか。

たとえば、「風呂吹き大根」はカラダの中に溜まっている余分な塩分を取り除くのを手伝ってくれます。「切り干し大根」は脂肪を分解するのを手伝います。たっぷりの大根おろしでお豆腐を柔らかく煮る「雪鍋」は肝臓に溜まっている脂肪やコレステロールを分解するのを手伝うレシピです。生の大根おろしはでんぷんを分解する酵素を持っていてお餅やおうどんを食べるときに一緒に食べると消化を助けてくれます。お魚の塩分の排泄や毒消しも助けるので昔の人はお魚を食べるときは必ず一緒に大根を食べてきました。

また、大根の葉を干したものを煮だした煮汁で腰湯をすると、女性の子宮に溜まっている脂肪を溶かして子宮をキレイにする手伝いをしてくます。

お料理に使う場合は大根が1本あればいろいろな食べ方ができます。味も先に行けばいくほど辛くなり真ん中の部分は甘くて、葉に近いほうがあっさりとしていて……。こんなに充実したお野菜は他にはないかもしれないと思うほどです。もちろん葉の部分もビタミンが豊富で炒めたりお漬物にしたりといろいろと楽しめます。一般的には脇役と思われがちなお野菜ですが、十分主役としても活躍してもらえます。

クレオパトラも食べていたかもしれない大根。毎日のおかずとしても、また、カラダの中をクリーニングするのにもきっと皆様のお役にたってくれます。美味しく食べてみてくださいね。

中 美恵

 

.。゚+..。゚+.☆ 今月のMie’s Recipe ☆.。゚+..。゚+

 

肝臓の働きを助けてくれる 雪鍋
材料
大根おろし…1カップ
お豆腐………1/4丁
お塩…………ひとつまみ
作り方
(1)大根の皮をむいて大根をすりおろします。
(2)小さな土鍋に大根おろしを入れて弱火にかけます。
(3)ひとつまみのお塩を入れて3~5分蓋をして弱火にかけます。
強い火だと大根のアクが出て美味しくないので火加減は大切ですよ。
(4)大根おろしがお鍋の中で雪が解け始めたような状態でふ
つふつとしてきたらお豆腐を加えます。
(5)蓋をして1~2分弱火でふつふつと煮ます。
(6)器に盛りつけてそのまま頂きます。

中美恵

中美恵(なか
みえ)氏
KII認定
マクロビクッキングスクール校長
東京南青山プライベートサロン
Mie’s Room 主宰
1997年に、KII認定マクロビオティックカウンセラー・中広行氏と出会い、料理法や理論を学び始める。
2000年「おいしく、楽しく」をテーマにした「マクロビクッキングスクール」を大阪に開校し、全国に展開。現在は料理に留まらず、マクロビオティックに出会うことで多くの可能性を手に入れた自身の経験を活かし、「年を重ねるごとにキラメキを増す」「今の時代に望まれる素敵な女性」をテーマに、多彩な場面で活躍中。
中美恵公式サイト https://miesrecipe.jimdo.com/

 

- Mie's マクロビ通信 - 2011年1月発刊 Vol.41

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