2012年12月21日を境にエネルギーが変わったと言われています。エネルギーのお話なので目に見えてどう変わったのかはなかなかわかりにくいものですが、確かに何かが変わったように思えます。
私の感覚ではそれは、より自然の変化を感じやすくなったという感じです。身近な人のお話を聞いていても、「空がキラキラとしているのがわかる」とか「太陽の輝きや月の輝きが増しているのがわかる」とか、自然現象に何か変化を感じる人が増えている実感があります。
ひょっとしたら自然現象は何も変わらず、そう意識する人たちが増えたということかも知れません。どちらにしても「自然のリズム」を意識する人たちが増えている事は確かな事です。 そんな中、旧暦のカレンダーが贈物として届きました。旧暦とは月の満ち欠けを基準とした暦で、毎月新月を朔日とし晦日は新月の前日として見ていきます。この暦は明治6年までの間、約1300年間、お米を作ったり海を意識した生活をし、自然とともに暮らしてきた日本人が生活の中にとりいれてきた知恵の詰まった暦です。
マクロビでは生活の仕方の基本として、自然のリズムをとりいれた食べ方や、エネルギーの変化にあわせた食べ方をする事が、一人一人が持っている自然治癒力をより助け、その人自身がこの宇宙の中で自分の本来持っている力を発揮できるようになるとお伝えしています。私はマクロビの先生は自然のリズムや自然現象だと思っています。太陽の動きや、月のリズムを読み取る事から、私たちが使わなくなっている何かを呼び起こす。それがマクロビを実践していくなかで一番感じる事です。そして、それは特別な人が体感する事でなく、自然界に少しだけ意識を持つことで誰もが体感できる事と思っています。
2013年の立春を過ぎたこのタイミングで旧暦の暦が届いた現象を見て、今年はさらに生まれてから体験してきたリズムをこの月の暦のリズムに置き換えて体感しながら、マクロビの生活を実践してみたらカラダやココロにどんな変化があるのかを実験してみたいなとそんな風に思っています。
また、マクロビではお米や豆、そしてお野菜を中心としたお食事の仕方をお伝えしているので、日本人がお米作りや自然とともに生活をしてきた行事の意味などを取り入れ、より自然の恵みを生活のリズムにとりいれてみようと思っています。日本人が大切にしてきた事をさらに学ぶと、日本人の素敵さや、自然の恵みに対する感謝の気持ちが育っていく。それが新しい時代に必要な感覚のように思います。
春は新しいことをはじめるのに応援してくれるエネルギーです。今まで以上にもっと素敵な自分になるために皆様も自然のリズムを意識した生活をはじめてみませんか?
さて、3月12日の新月からはじまる月が旧暦の暦でいう如月になります。如月とは、寒さがもう一度ぶり返し「衣」を更に重ねて着る月「衣更着」という説と、春の陽気が満ちてくる「気が更にやってくる」という意味からついたという説があるそうです。
エネルギーは春に向かい上昇の緩める力が働きかけてきます。寒さを感じる日があったとしても食べ物は緩める力をもった物がカラダにもココロにも心地よさを与えてくれるようになります。
3月から4月にかけては塩味を減らし、酸味を増やしたレシピをとりいれたり、煮込んだお料理よりも蒸したお料理を食べる事をオススメします。穀物ではオートミールや押し麦、海藻ではわかめなどがオススメになります。調理時間も冬に比べて短めにしていきましょう。
春には春の食べ方。季節にあわせて調理方法を変化させていく事も自然のリズムをとりいれる方法のひとつです。
あなたのキレイはキッチンから。これが私の提案する素敵な人生の送り方です。
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中 美恵
中美恵(なか みえ)氏 1997年に、マクロビオティックカウンセラー・中広行氏と出会い、料理法や理論を学び始める。2000年「おいしく、楽しく」をテーマにした「マクロビクッキングスクール」を大阪に開校し、全国に展開。現在は料理に留まらず、マクロビオティックに出会うことで多くの可能性を手に入れた自身の経験を活かし、「年を重ねるごとにキラメキを増す」「今の時代に望まれる素敵な女性」をテーマに、多彩な場面で活躍中。 |