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とにかく、毎日お片付け。

石塚 とも (いしづか とも)

東京都生まれ、慶応大学文学部卒。大手出版社勤務を経てフリーに。2001年、品田雄吉賞を受賞し、映画評論家として活動開始。
2006年、ローフードを推奨する健康法「ナチュラル・ハイジーン」と出会い、体重10キロ減を初めとしてさまざまな心身の変革を体験。ローフードが持つ科学的、社会的、人文学的な魅力に魅せられ、研究を重ねる。書籍、講演、ブログを通じて、ローな自分と世界に起こるさまざまな変化を発信し続ける。
著書に『ローフード 私をキレイにした不思議な食べもの』など。

【Vol.39】片づけて、何を見つけるのか

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 「探し物はなんですか? 見つけにくいものですか?」って歌が昔あったけど、片づけて、片づけて、片づけて、そこに何を見つけるのだろう。私の片づけ人生、ちょっと違う局面に入ったみたいで、最近、そんなことを考えるようになった。片づけなければいけないものだらけで山のようだった部屋の、ついに床が見えて来た状態なのかもしれない。そしてその答えは、予想以上に大きく豊かなものだった。

 この夏、突然、「ロービューティジャパン・フィニッシング・スクール構想」というものを思いついた。フィニッシング・スクールというのはイギリスで生まれた花嫁学校みたいなものだが、今版女大学というか寺子屋というか、とにかく、現代を生きていく女性たちが最低限身につけてほしいものを教えようというという試みである。「必修7課目」というのも作っていて、「食べもの(ローフード)」「整理整頓(もの、情報、掃除を含む)」「日本語での非暴力コミュニケーション(自分と相手の気持ちやニーズを正確にくみ取り伝える技術)」「英会話(とにかく基本を身体にしみこませれば、かなりの範囲で会話が可能)」「基本的ビジネススキル(自分の得意なものを見つけ、企画をたてて商品化し、最低の帳簿がつけられるまで)」「セクシャル・アファメーション(女性としての自分を肯定し、異性、同性とどう関わるか)」「コア・ビリーフ・シフティング(自分のイメージをよりポジティブなものに変えていく)」の7つ。8つめの運動は好きなものを各自やってもらう。

 どうしてそれらを7課目としたかというと、それらは、私が今まで学んできて、効果を上げ、言語化して教えられるもので、他の人にも役立つと確信があるものだからだ。

 実を言うと、ローフードを始めとして、これらは、学んでいるときには「好きだ」とか「楽しい」とかほとんど考えていなかった。ただ、目の前に降ってきた、自分の課題だったという気がする。でも、降ってきちゃった以上、一生懸命こなしていたら、それがいつのまにか自分の財産になっちゃったのだ。そしてふと周りを見渡してみると、それは私以外の人も必要としている知識だということが見えてきた。

 つまり、お片づけの後に見えてきたものは「自分のいいところ」そして「他の人にも提供できるもの」だったのである。

 それらは、私が「作ったもの」ではなくて「発見したもの」だったのである。今まですでにあったのに、気がつかなかったものだったのである。こんなに素晴らしいものを持っていたのに(自画自賛?)自己否定のガラクタに埋もれていたときには、まったく気がつかなかったのだ。

 この自分の中の宝物の発見には、さらなるおまけもついた。この発見をしてから、他人をうらやましいと思う気持ちが、ほぼ消えた。他の人の個性も「資産」として見られるようになった。つまり、それが「自己肯定」というもののプロセスなんだと思う。


石塚 とも

石塚 とも氏
東京都生まれ、慶応大学文学部卒。大手出版社勤務を経てフリーに。2001年、品田雄吉賞を受賞し、映画評論家として活動開始。
2006年、ローフードを推奨する健康法「ナチュラル・ハイジーン」と出会い、体重10キロ減を初めとしてさまざまな心身の変革を体験。ローフードが持つ科学的、社会的、人文学的な魅力に魅せられ、研究を重ねる。書籍、講演、ブログを通じて、ローな自分と世界に起こるさまざまな変化を発信し続ける。
著書に『ローフード 私をキレイにした不思議な食べもの』など。

- とにかく、毎日お片付け。 - 2010年11月発刊 Vol.39

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