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食べ物と健康のおもしろ雑学

【Vol.44】豆腐の生みの親って誰なのだろうか……?

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豆腐の歴史は非常に古く、生みの親は古代中国、前漢(紀元前二世紀)の王様であり、学者でもあった淮南王劉安(わいなんおうりゅうあん)という人だと文献にあります。この人は漢の高祖の孫で淮南子(えなんじ)とも呼ばれていたそうです。日本に伝わった時代については諸説ありますが、いずれにせよ中国に留学した僧侶によってその製法が紹介されたようです。平安朝の末期には奈良春日大社の記録に豆腐のことが記されています。

室町時代には精進料理に豆腐汁も出されたようで、室町時代の後期になると往来でも豆腐が売られ、一般に普及したのはその頃で、焼き豆腐も作られていたといいます。精進料理が武家の生活にも入り込んでくると、豆腐料理の種類も増え、江戸時代には田楽や湯豆腐をはじめ、高野豆腐、細く切って乾燥させた氷豆腐やそば切り豆腐など、工夫を凝らした豆腐料理が続々と登場したようです。湯波(湯葉とも言う)は、豆腐の皮が老婆のシワに似ていることから名付けられたと言われています。

今、アメリカでは「TOFU」ブームが巻き起こっており、米国の豆腐メーカーは150社を超え、年間生産量は2万8千トンにも及んでいます。ダイエット食としてスーパーで売られているほか、スープ、ドレッシング、アイスクリームなど多種類の商品に豆腐が利用されています。

豆腐はなぜ腐るという字を書くのか……?

豆腐は豆を腐らせて作るわけではなく、大豆を一夜水につけて柔らかくなったものを石臼ですり、これに多量の水を加えて煮たものを濾して作ります。実は、「腐」という字には」「ぶよぶよと柔らかい」という意味があり、包丁を使わなくても刻んだようにぶよぶよしていることから「腐」という字を用いて豆腐と呼ばれるようになったようです。

ちなみに豆腐のことを「おかべ」ともいいますが、これは豆腐が白壁に似ていることからおかべと呼ばれてきたのです。

 

山口清道

山口清道氏
日本予防医学研究会理事、フルボ酸・腐食性物質機能研究会会長。大手企業や新聞社、薬剤師会、教育委員会その他の各団体が主催する講演会で講師を務め、『食品破壊の実態』『カルシウム不足の脅威』などをテーマとする講演回数は1000回を越える。
現在は講演活動を休止し、食品科学研究所・BAOBAB代表、株式会社バオバブ代表取締役として、イメージ商品が氾濫する現代における、ほんもの食品の研究開発に取り組む。
【山口清道 氏 開発商品】さらり・すらり茶 / さらり・すらり茶ちょっとマテ! / 元気☆がまんの素 / アミノ酸タブレット

 

- 食べ物と健康のおもしろ雑学 - 2011年5月発刊 Vol.44

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