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鍼療室からの伝言

鍼灸師の西下先生による陰陽や自然食。二十四節気など古来の智恵のお話

圭鍼灸院 院長 鍼灸師
マクロビオティック・カウンセラー

西下 圭一 (にしした けいいち)

新生児から高齢者まで、整形外科から内科まで。年齢や症状を問わないオールラウンドな治療スタイルは「駆け込み寺」と称され医療関係者やセラピストも多数来院。自身も生涯現役を目指すアスリートで動作解析・運動指導に定評がありプロ選手やトップアスリートに支持されている。

ちょっと、外してみる

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緊急事態宣言解除で、5月下旬から街に人が戻りつつあります。不安におびえていた人や、政府の外出自粛要請に「もっと厳しく」と批判していた人がいる一方で、「過剰に反応しすぎでは」と感じた人もいるでしょう。またWHO(世界保健機関)は、感染拡大防止に成功した日本を「日本モデル」として、高く評価しています。日本人は過剰な感情表現や身体接触をしない傾向があり、政府からの命令や制裁でなく、要請や合意でも従う国民性があります。「もっと厳しく規制しろ」と思った人は、自分たちの民族性を信頼できなかったのかもしれません。新型コロナウイルス感染拡大を通して、日本人の長所が顕在化したともいえるでしょう。

どんな選択をするか

私たちのあり方としては、大きく3通りの姿があったように思います。
 
ひとつ目に、こんなとき〝だから〟と不安に消極的になってしまう姿。自粛や委縮は、陰陽論では陰気な姿勢です。ふたつ目には、こんなとき〝こそ〟頑張ろうと前向きに取り組もうとする姿、陰陽では陽気。最後は、こんなとき〝でも〟いつもと変わらない姿。世の多くの人からは、ちょっと外れているように映るのは、陰陽では中庸にあたり、思考や行動の軸が自分にあるために自由な生き方をしているように見えるのです。またひとつ目とふたつ目は、ともに外的要因に振り回されている点で共通しています。緊急事態宣言下、どれかひとつということではなく、3つのどの傾向が自分のなかで強かったかを振り返っておくとよいでしょう。
 
お仕事の内容や業種によっても異なるので、一概には言い切れないところはあります。ただ、いち早くテイクアウト販売を始めた飲食店であったり、すぐにオンライン事業に移行できたところと、出遅れたところとの差は、これまでに緊急事態を想定していたかどうかにあると考えます。前から準備が整っていた場合は、コロナウイルスで実現化が早まったということです。
 
閉店するお店を見て、残念と思う気持ちはわくものです。そこで「明日はわが身」と深刻になってしまうと、自分も閉じる選択をすることになるかもしれません。逆に「自分は恵まれている」という前向きさと感謝の気持ちでいれば、進むことを選択できることでしょう。

マスクが頭痛のタネ

緊急事態宣言が解除されてから道行く人々を見ていて、気になることがあります。服装としては長袖と半袖が半々、帽子をかぶっている人が3割程度といったところ。マスクをしていない人が20人に1人より少ないので、マスク着用率は95%以上といえます。むしろマスクなしよりも靴下を履かない人の方が多く、それでは体を冷やしてしまい、意味がないように思えるのです。また常にマスクをすると、呼吸が浅いために脳が酸欠状態となり、頭痛の要因となることもわかっています。マスクは肌着のようにつけっぱなしでは、よくないのです。
 
「日本モデル」ではあまり触れられてはいませんが、日本人の靴を脱ぐ文化や、手洗いの習慣も感染拡大防止に起因したのでしょう。さらには漬物・納豆・味噌・醤油などの発酵食文化も関係します。発酵とは菌に支えられるものなので、日本人は菌やウイルスと共存しやすい体質であるともいえるでしょう。マスクのつけっ放しや過剰な消毒は、このような菌やウィルスとの共存体質を弱めます。結果、免疫力は低下し、余計に感染しやすくなってしまうことを忘れずにいたいところです。
 
気候がよくなる4月から5月に外出を控えていたことで、汗がうまくかけなくなっていることも憂慮されます。6月から7月にマスクを着用せねばならないことで、熱中症リスクも高まります。人の少ない早朝に、マスクを外してウォーキングするなど、積極的に外気に触れていきたいところです。

- 鍼療室からの伝言 - 2020年7月発刊 vol.154

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