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鍼療室からの伝言

鍼灸師の西下先生による陰陽や自然食。二十四節気など古来の智恵のお話

圭鍼灸院 院長 鍼灸師
マクロビオティック・カウンセラー

西下 圭一 (にしした けいいち)

新生児から高齢者まで、整形外科から内科まで。年齢や症状を問わないオールラウンドな治療スタイルは「駆け込み寺」と称され医療関係者やセラピストも多数来院。自身も生涯現役を目指すアスリートで動作解析・運動指導に定評がありプロ選手やトップアスリートに支持されている。

前を向く一年に

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謹賀新年。昨年は控えたけれども、今年の初詣には行ったという人もおられるでしょう。久しぶりのお詣りでは、お願い事よりむしろ自分自身と向き合う時間となると良いなと思います。

お詣りの際に授かる、御守り。御守りとは本来、神仏の分身を一定期間預かる行為だそうです。そのため御守りが私たちを守ってくださるのではなく、私たちが御守りをお守りすることが大切なのだそうです。そう心掛けることで、御守りを入れているカバンを丁寧に扱うし、物を大事にすることにつながる。ひいては周囲の人間関係や、自分自身をも大切にしていくことにつながるようです。今年も、自分を大事にする一年としたいものですね。

今年の運勢は

九星気学では、二〇二〇年は七赤金星、二〇二一年は六白金星でした。東洋医学の五行論では「金」は「肺・呼吸器系」に該当します。肺の病であるウィルス性肺炎に、この二年間振り回されたのには納得がいきます。二〇二二年は五黄土星となり、落ち着きを取り戻してくれるのではという希望的な見方ができます。

干支では、二〇二二年は壬寅。植物が種から芽を出して成長していくように、取り組んできたことの成果が見えてくる年回りとされています。漢字では壬は責任の「任」、寅は演者の「演」を構成することを考えてみると、人から見られるところでの役割を任されることがあるとも言えそうです。

この二年間は未知のウィルスによる感染症の拡大ということで、過去に経験したことのないような苦労に直面したこともあったでしょう。感染が落ち着いてくれば、また元通りの日常が戻ってくると喜ぶこともあるでしょう。

そうは言っても、まったくすべてが元通りとなることが、必ずしも良いこととは言い切れません。思い通りにならないことが続いたとはいえ、一方で自粛を強いられたおかげで、本当に必要なこととそうでないことの選り分けができたという面もあるでしょう。外出の際には、混雑を避けて動くように心掛けたこともあるでしょう。せっかくの機会をもらえたのだから、これまでなんとなく続けてきたようなことを、思い切ってやめてしまうという選択肢があってもいいかもしれません。いずれにしても、自分を見つめ直して、得意分野であったり、コロナ禍で取り組んだことであったりを伸ばしていくのに適した時期に入ると言えそうです。

黄色い刺激

故事に「歳月人を待たず」とあります。時間は人の都合とは関係なく刻々と過ぎていき、人を待ってくれることなどない。二度と戻らない時間を無駄にしないように、励むべきことに励もうという意味です。

これから先がどうなるか、わかりません。新型コロナにしても、みんなで散々対策してきても増えたり減ったりを繰り返しているように、本当のところはだれにもわからないということです。わからないなかでも、希望を失わずにやっていく。それが生きてるということでしょう。わからないとなにもせずに過ごすのか、成果が見えやすい年回りに入るのだから、もう少し張り切ってみようと思うのか、選択するのは自分以外のだれでもありません。

五黄土星の二〇二二年。「土」は五行論では消化器系なので、まずは胃腸への負担を減らすために食べ過ぎを控える。もしコロナ肥りが気になるのであれば、成果が見えやすいときだからこそダイエットに取り組んでみるというのでもいいでしょう。

寅年ということで、関西では阪神タイガースの応援に一層力が入りそうです。かつてタイガースに在籍していた話題の新監督の存在に刺激を受けて、自分もなにかやってみようという人もいるかもしれません。くれぐれもケガのないように気をつけたいですね。

- 鍼療室からの伝言 - 2022年1月発刊 vol.172

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