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生産者さん紹介

プレマの商品を作ってくださっている生産者さんたちを紹介。 その魅力に迫ります

体に、心に熱を届けたい 三井温熱で生まれる力
三井温熱株式会社 取締役 永井 浩二 氏

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熱を補填するという考え方で、家庭で気軽なセルフケアを実現してくれる三井温熱治療器。その始まりは、数多くの病気の人々を癒してきた三井とめ子先生の治療院でした。そこから、誰もが簡単に扱える三井温熱治療器がどのようにして生まれたのか、三井温熱の体験会などで講師を務め、わかりやすくユーモアあるお話と温熱の技術で毎回好評を博している、三井温熱株式会社 取締役 永井浩二 氏に伺いました。

プレマルシェ・スタジオ中目黒で開催された三井温熱療法セミナーにて。「初対面の人同士でも、お互いに温め合うとおしゃべりが盛り上がってだんだん講師が疎外されるんです」と笑う

熱を補填するという考え方で、家庭で気軽なセルフケアを実現してくれる三井温熱治療器。その始まりは、数多くの病気の人々を癒してきた三井とめ子先生の治療院でした。そこから、誰もが簡単に扱える三井温熱治療器がどのようにして生まれたのか、三井温熱の体験会などで講師を務め、わかりやすくユーモアあるお話と温熱の技術で毎回好評を博している、三井温熱株式会社 取締役 永井浩二 氏に伺いました。

三井温熱療法は、三井とめ子先生が始めた治療法です。三井先生には三人の息子さんがいて、三男の方はポリオ(小児まひ)で手にまひがありました。そこで、手に職をつけさせようと指圧が適当ではないかと考えた三井先生は、自分が手本を見せようと、指圧師の国家資格を取得しました。そして地元である山梨の甲府で、テルミー療法※と独自の温熱療法による治療院を始めます。その後、三井先生は治療院を息子さんに譲り、新たに千葉の富里に治療院を開きました。そこで三井先生と出会ったのが、現在の弊社会長の高木です。三井先生の温熱療法に惹かれた高木は、それを周囲の体調不良の方に熱心に広めました。

私が三井先生を知ったのは、妻の体調不良がきっかけです。妻は子宮筋腫の手術をして以来体調不良が続き、西洋医学の治療では改善せず、次第に東洋医学を取り入れるようになっていました。そこで友人が三井先生のことを教えてくれて、妻がはまったんですね。三井先生は、良くなったら来なくて良いという考え方で、良くなったら後は自宅で自分か家族でやりなさいと指導していました。家でやるには一度治療を受けてみないとと妻にいわれ、私も三井先生のところに連れて行かれたんです。

ただそのとき、そのまま三井先生の治療を受けていたら、私は三井温熱にいなかったかもしれません。三井先生の温熱治療はものすごく熱い。当時はヘアアイロンを改良して使っていたので、現在の治療器のようなセラミック加工はなく金属が剥き出しで、それを手ぬぐい一枚の上からあてて流すように動かしていくんです。熱くて思わず動くと抑えつけられる。「死ぬのと火傷、どっちが良い?」というのが先生の決め台詞でした。それだけ重篤な状態の人たちが来ていたんですね。最後は笑って帰れるのですが、そこに至るまでが荒行です。私が行った日は症状の重い、遠方から来た方がいて、私は息子さんに治療をしてもらったんです。甲府の治療院を継いだ息子さんですが、富里の治療院が忙しくなり手伝いに来ていました。息子さんは三井先生と同じやり方はではなくて、熱すぎない温度で、流すのではなく一カ所ずつ止めて熱を入れるやり方で、温熱って本当に気持ち良いと感じました。今の三井温熱がホームケアですすめているのは、息子さんのやり方に近い感じです。

専用のヘッドカバーをつけると熱がより優しくなり、顔のケアや、子どもでも簡単に使うことができる

当時、私は個人塾を営んでいたのですが、子どもの数が減っていることもあり、副業を考えていました。それで治療を受けたときに、「これって習えるんですか?」と助手の人に訊いたんですね。そしたらその日のうちに高木が訪ねてきて、「温熱の仲間になって広げましょう」と言われました。そこで約半年間、塾のない昼間に三井先生の治療院に通い、実際の治療の様子を見ながらやり方を学びました。そして半年経ったころ、温熱療法の学校を作ると高木が言い、私が教えることになったんです。それが平成9年で、誰でも使える医療機器として、現在の三井温熱治療器の一号機ができたのが平成10年のことです。

弊社のミッションは、「温熱はまず家庭から」というものです。たとえば病気で入院しているときや、疲れて家に帰ったとき、すぐにケアができるのは家族です。家庭で自然にケアし合えるというのが理想です。それに、病気や体調不良は、結局、自分の免疫力が治すものです。それを信じられない人は治りません。治してくださいという他力本願は、一時的に楽になっても継続しません。体調が良くなったからといってもとの生活に戻ったら、その生活で病気になったのだから、また体調を崩しますよね。

三井温熱治療器は専用のヘッドカバーをつけることで顔のケアもできます。これは美容だけでなく、病気の方にも良い影響があると考えています。印象的だったのが、昔、がんを患っている女性が来たときに、高木が顔のケアを申しでたんですね。その方は最初、「病気で体が大変だから、顔はどうでも良い」と言っていたのですが、終わってから鏡を見ると目つきが違っていました。病気でも、きれいになれば嬉しい。そして、きれいだったころに戻りたい、戻ったらなにをしようと、夢が広がります。闘病で先が見えなかったところに、治った先の希望が見えてくる。三井先生の治療を受けた人たちは、いい意味での「勘違い」をしたんだと思います。治療で体が楽になると、治るかもと思える。気持ちが前向きになると、人間の体は大きく変わります。それが温熱のもつ不思議なところです。体が楽になるだけでなく、気持ちが明るくなり、それがまた体に良い影響を与える。家族でケアすることで、お互いの関係も良くなります。そうやって三井温熱を日常的に役立てていただきたいですね。

※温熱と刺激による健康療法のひとつ。

家庭でいつでも あったかセルフケア

ただ温めるのではなく、熱不足の箇所に熱を補填できるのが、三井温熱治療器の特徴。その温もりは、体の不調を的確にケアするだけでなく、心も明るくしてくれます。さらに効果が長時間持続するのも嬉しいところ。一家に一台備えて、冷えしらずの冬を!

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体に、心に熱を届けたい 三井温熱で生まれる力三井温熱株式会社 取締役 永井 浩二 氏

- 生産者さん紹介 - 2019年12月発刊 vol.147

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