今回の新型コロナウイルスの騒動で、ウイルスは恐ろしいということが、かなり浸透したように感じます。たとえば記憶に新しい、鳥インフルエンザの猛威。養鶏場の鶏が全滅して、何万羽もが廃棄されるシーンが、目に焼き付いているかと思います。

なぜ鳥インフルエンザで鶏は全滅するのに、人は新型コロナウィルスで、クラスターが発生しても、全員が感染することにはならないのでしょうか?　濃厚接触者全員が、PCR検査陽性になるわけではありませんし、重症から無症状まで、その病状もさまざまです。
それはエサに秘密があります。鶏舎で飼育される鶏は、同じ餌を食べることで、すべての鶏の体質(体内環境)が同じになるのです。生き物は食べた「いのちの種類」によって、体質が変わります。人も、同じ餌ばかり食べていては、鳥インフルエンザの鶏のように絶滅するかもしれませんね。

人は食べたものでできている。いのちを大きな視点でとらえると、時間(進化)と空間(食物連鎖)がつながる。なにをどのように食べたかで体質が決まります。

もちろん、マクロビオティックはプラントベースですが、ベジタリアンやビーガンと決定的に違っているのは、ホールフーズ、一物全体食を推奨している点です。皮ごと、まるごと、いのちを全体でひとつのモノと捉えるのです。

この全体食は免疫力を高めます。マクロビオティックの有効性については、実践を通して培われていくため、実践なくして成就なし。いくら健康によいとされることを学んでも、真理のない実践では意味がありません。

豆をまるごと豆汁生活

牛乳の代わりに、豆乳を愛用している方も多いと思いますが、今回は大豆をまるごと使った豆乳を手軽にいただける「豆汁生活」をご紹介したいと思います。

大豆を煮てすりつぶした「ご汁」に近い粉末で、水に溶くと豆乳のようなドリンクになりますが、豆乳と大きく違っているのは、大豆をまるごと使っている点です。粉末タイプなので、大豆マヨネーズや、豆乳鍋など濃厚な豆腐料理が簡単に作ることができます。大豆の新素材として、またグルテンフリー素材としても使うことができます。自家製みそや、豆乳プリンなど、バリエーションも楽しめます。

原材料の大豆は国産、平均45ミクロン(1ミリの1000分の45)に微粉末化されていますので、消化・吸収にも優れています。大豆特有の酵素「リポシゲナーゼ」を温度管理して、失活させているので青臭みがなく、どんな料理にも合います。おまけに菌数も一般生菌数300以下/gとなっているので、安心です。毎日、「豆汁生活」約25 g(110kcal)を豆乳状にして飲むだけで、おからの栄養(大豆食物繊維)をたっぷりと摂ることができ、体の中のスッキリに役立ちます。乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌をサポートしますので、身体の調子が整えられます。うれしいことに大豆サポニン、大豆イソフラボン、レシチンなど、美容や若々しさに役立つ大豆の栄養成分が「豆汁生活」には、すべて含まれています。

騙されたと思って実践し、実感してください。そして食べ物の持つ力に気が付いたら、素直に受け入れて食生活を見直し、季節を感じながら、ときめきを止めないでください。