ゴマが一番香る焙煎度合いを見極め、ゴマバターと呼びたくなるこの滑らか食感にまで変身させたに違いない!メープルシロップやバニラとも相性が良く、ピーナッツバターのようにお菓子作りにも使えます。
<材料> 10×20cm 2本分(カットして約20本分)
*写真の小さいサイズのもの。同じ材料で14cm×24cm 1本分にもなる。こちらは写真の大きいサイズのもの。
【A】
・無調整豆乳またはナッツミルク…100cc
・有機メープルシロップ・ダークロバストテイスト…50g
・甜菜糖…30~40g
(メープルシロップを80gにして甜菜糖を省いてもOK)
・有機 全粒ゴマペースト(白)…100g
・日東醸造 足助仕込三河しろたまり…大さじ1
・アリサン バニラエキストラクト…小さじ2
【B】
・アリサン スペルト粉(小麦粉)…200g
・有機いりごま(白黒いずれでも)…30g
・ネオファーム パンプキンシード…30g
・モンゴル産 松の実…10~20g
・アリサン ベーキングパウダー…小さじ1
<つくり方>調理時間:1時間
*オーブンを180℃に予熱しておく。
(1)【A】の材料をボウルに入れ、泡立て器でよく混ぜ合わせる。
(2)(1)のボウルに【B】を加え、ゴムベラで混ぜ合わせる。かなりベトベトする状態でOK。
(3)オーブンシートを敷いた天板に生地を2等分にして長方形に成型する。
(4)180℃に予熱しておいたオーブンで20分、こんがり焼き色がつくまで焼く。
(5)オーブンから取り出し、粗熱が取れたらナイフで好みの厚みにカットする(写真のビスコッティは2cm厚)。オーブン温度を120℃に設定し、カット面を上にして天板に並べ、30分焼いたら(乾燥焼き)できあがり!
*完全にカリッとしない場合は乾燥焼きを10分ずつ延長する。
*密閉容器で約10間保存可能。できるだけ空気に触れない真空状態がベスト
映画のお供
イタリアの郷土菓子『ビスコッティ』。お土産に頂き、はじめて食べたのは数十年前。当時、あまりにも固いガリガリ食感にへきえきとしましたが、珈琲に浸してビックリ! 口の中でホロホロと崩れ、まったく違う食感に変身するおいしいギャップ。なんて素晴らしい! 油分が少ないのか、珈琲に油がほとんど浮かなかったことにも驚きました。今月はその記憶を元に作った、ゴマや松の実たっぷりの東洋風ビスコッティのご紹介です。そのままでも食べられるほどよい固さに調整しましたが、お勧めはやはり珈琲に浸す定番の食べ方。スパイスの効いたチャイやゴールデンミルクにも合います。秋の夜長、映画のお供にいかがでしょう?
映画といえば!! わが家の次男5歳児が映画館デビューしました。ちょうど帰省していた長男23歳も連行し家族4人でいそいそと外出。長男が小さいころはアトピーがひどく、映画館の飲み物やスナックがアウト。ポットにチャイとリンゴが定番でしたが、今回はチャイとビスコッティを持参(幸い次男はポップコーンが嫌い!) 『ペット2』という動物アニメを観たのですが……予想通り、始まってほどなく長男と夫は爆睡……笑(チケット代がもったいない!)それでも次男は大喜びで帰宅。
次男「映画行く道。楽しかったね! 帰り道も楽しかったよねぇ~。みんなで手を繋いでさ~、車乗ってさ~!」←映画鑑賞はどうでも良かったのね……。私「ママのビスコッティは?」 次男「あ~。虫入ってたよねぇ。虫入れないで」 私「あのね。いつも言ってるけど虫じゃなくてアレはゴマ!!」 次男「ふーくんは嫌いなんだよ『虫』は~」 私「ゴマに虫って名前つけなくていいよ」 長男「あのビスコッティ、練りゴマもいっぱい入っててうまかったわ。ふーちゃん、あれね、『練り虫』も入ってるで!」
読者の皆さん!! このレシピに『虫』は決して入っておりませんので安心してぜひお試しくださいね。