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楽だから自然なお産~高齢出産編~

出産・子育て・介護家族と向き合ういろんなお話

一般社団法人
日本マクロヘルス協会
理事

望月 索 (もちづき さく)

人一倍不摂生な出版仕事人が37 歳、40 歳、44 歳で出産、育児の経験も積み、健やかな暮らしについて学び合う協会の設立メンバーに。
編集、ライター、一般社団法人日本マクロヘルス協会理事。編著に『子どもを守る自然な手当て』、訳書に『親子で楽しむ!おむつなし育児』、『小児科医が教える 親子にやさしい自然育児』。
http://macro-health.org

きれいにすっと立つために

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立ち姿も変化する

妊娠するとどんどんからだが変わります。おなかや胸が大きくなっていく、胎動がわかるようになる、そんなわかりやすい変化以外にも、どんどんからだが柔らかくなるような、意識しないとわかりづらい変化もあります。

お産のときには骨盤が開くのだから、骨や筋肉まわりも柔軟になっていくに決まっている。マタニティストレッチを続けていくと、最初はできなかった動きが、どんどんできるようになっていくのがわかります。

骨をつなぐ組織全般が柔らかくなっていくと同時に、おなかが大きく重くなります。そのとき立つ姿勢を意識しないでいると、おなかの大きさにつられ、どんどん反り腰になります。反り腰の癖がついたまま、抱っこを繰り返す産後に入る人も多いです。本来なら重い荷物を抱えるときのように、骨盤全体の角度でも調整し、必ずしも腰は反らないで抱けるはずなのですが、腰に負担がかかろうとなかろうと、とにかく癖のままで、一生懸命抱いてしまうんですね。結果、腰痛などのトラブルで悩む人も珍しくないんです。

だから、産後よりも余裕がある妊娠中にこそ、おなかが大きくなるのにあわせ、定期的に、姿勢をチェックしたほうがあとまで楽だと思います。

そもそも反り腰で妊娠中のママが苦しいとき、おなかの赤ちゃんも窮屈だと思ってください。親の無理は赤ちゃんの無理。楽な姿勢や方法を選ぶのって、親子の双方にとって必要なんですよね。

姿勢の調整のしかた

わたしはもともと反り腰気味なので、腰の疲れにあやしさを感じたら今でもたまにチェックします。で、あ~また反ってる、と確認して直そうとして……の繰り返しです。妊娠中は、さらに心して繰り返してくださいね。

基本は、壁とか柱を背にして、背中、後頭部、おしりを壁につけてまっすぐ立ちます。足は自然に開いています。反り腰になっていると、ウエストあたりと壁のあいだに空間が大きくできています。そこを、手のひら一枚くらいの空きにできないか、調整してみてください。おなかの大きさによっては苦しいはずなので、無理をしないで、かかとを壁から離したり、ひざをちょっと曲げたりなどして、とにかく反り腰の程度を確認してくださいね。

反りすぎている場合は、あごを軽く引いたり、お尻の穴や腹筋にちょっと力を入れてみたりすると、背中と壁のあいだの空きが変わります。場合によっては骨盤の角度が変わるのもわかると思います。足の裏全体を使って立つことでも空きスペースは変わります。足の裏全体を使って立つのは実はとても難しくて、わたしは足指の使い方に問題があると気づくのに時間がかかりました。足の指がじょうずに使えない人は、足裏と手のひらをあわせ、足の親指と人差し指のあいだに手の親指を入れ、足の人差し指と中指のあいだに手の人差し指を入れ、というふうに5本ぜんぶ入れていき、入れたまま、軽く前後に動かしてください。足指がほぐれてくると、足の裏が使えるようになり、重心のとりかたも変わり……と、少しずつでも調整していけます。

無理なくすっと立つ調整が習慣になると、人生で一番柔らかくなった筋肉、いちど開いた骨盤がもとに戻るときにも姿勢を正して始められます。産んで生まれ変わる機会なので、せっかくだからきれいになってくださいね!

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きれいにすっと立つために

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