ながれるようにととのえる
身体の内なる声を味方につけて、生きる力をととのえる内科医、鍼灸をおこなう漢方医のお話
やくも診療所 院長・医師
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2024/01/06 -ながれるようにととのえる
風邪をひくと、咽喉が痛い、鼻水がでる、身体がだるい、頭痛、発熱、咳などの症状が出てくる。そういった風邪の症状に気づいたら、うがいをしたり、身体を温めたり、風邪薬を飲んだり、早く寝ようとしたりして、少し …
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2023/12/02 -ながれるようにととのえる
コロナ禍の社会は異様な空気感だった。なんともいえない不安感が集団意識になっていたと思う。ウイルス感染への不安や恐怖、他者への猜疑心、そして、県をまたいで移動する人が感染を拡げる恐れを危惧し、他者を見張 …
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2023/10/31 -ながれるようにととのえる
初めて来院した方が「あまり困っていないんですけど」と言いながら診察室に入ってきた。詳しく話を聴いてみると、実際には困っているようである。その方の症状に繋がるであろう背景を、話を聞きながら整理して伝えて …
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2023/10/03 -ながれるようにととのえる
私が西洋医学を学び始めたばかりのころは、たくさんの知識を手に入れれば、どんな難しい問題も解決できる気がしていた。そして、東洋医学を学び始めたときも、どんな身体の困りごとも、東洋医学の知識で対処できると …
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2023/09/03 -ながれるようにととのえる
実家にトネリコの木がある。プランターの土では元気が出ないのだろうかと思い、信頼できる植物の師匠の力を借りて実家の小さな花壇に植えた。まず花壇を掘り起こしてみると、植えてあるヤシ科の植物の根が、すごい勢 …
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2023/07/31 -ながれるようにととのえる
実家で迎え火をすると、またこの季節がきたんだなぁと思う。ときどき思い出しては、心のなかで対話する大切な3人の亡き人たちがいる。 1人目は、鍼灸の師匠である。「師匠だったら、どうアプローチするんだろうか …
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2023/07/01 -ながれるようにととのえる
子どものころ、両手でそろばんができる達人がいた。自分も両手でそろばんができるようになりたいと憧れて、そろばん教室に通い夢中になった。しかし、そこまで上達するにはハードルが高く、残念ながら両手でできるよ …
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2023/05/31 -ながれるようにととのえる
昨年、診療所に吊るしていただけで開花したアマリリスの球根があった。そのアマリリスは、水をあげなくても、空気中の水分だけで見事に花を咲かせた。 その後、アマリリスの球根は実家の庭に植えた。その球根は寒い …
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2023/05/07 -ながれるようにととのえる
数年前、とりつかれるようにあらゆるものを発酵させて毎日観察していた。トマト、リンゴ、ブルーベリー、みかん、ラ・フランス、ぶどう、米、昆布、どんぐりなど。発酵していくその変化の過程を見ていると、微生物と …
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2023/04/06 -ながれるようにととのえる
地元の駅の前に、一本の桜が静かに立っていた。私は、その桜の木が無性に好きだった。わざわざ訪ねてくる人がいるほど立派なわけではなかったが、その桜は、自身の命を紡ぎつつ、わたしの生きてきた道のりを、そっと …