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しなやかな影響力のレッスン

自分も周りも自然と良くなるために

影響力のスイッチを入れる専門家人材育成・組織開発コンサルタント

賀集 美和 (かしゅう みわ)

北海道旭川市生まれ。違いを超えて人と人が共に幸せな社会を創るには?その答えを求め日米の教育機関を経て、世界 900 店舗のレストランチェーン TGI FRIDAY'S で人材育成の道に。独立後10年の歳月をかけ、誰でも一瞬で一体感を生み出し互いを活かし合うボディヴォイス®の技術化/体系化を実現。講座や企業研修を通じ、慈しみと活力に満ちた発展的な社会を共に創り上げていく起業家や管理職などリーダーを輩出している。

余分なものは毎日落とす

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私はよくしっかり者にみられますが、かなりのおっちょこちょいです。お客さまに講座の案内を送ると、2回に1回は曜日と日にちがズレてしまいます。留学時代の友人にすると、想定外の動きをするそうです。

『らくなちゅらる通信』連載の2回目。さっそく原稿の締め切りから1日遅れで納品しました(苦笑)。書く内容は決まっていたのですが、いざ取りかかったら、なにかが足りない。

そして締め切り翌日。「今日こそ原稿を提出しなきゃ!」というのに、私は部屋の窓拭きをはじめました。簡単には動じない夫も、これにはさすがに驚いて目が点になっていました。

でも、そんな想定外の動きにも、ちゃんと理由はあるのです。

身体や心につくよごれ

私の身長より50センチは高い窓を1枚1枚、無心で拭くうちに息があがります。原稿を書いてからにすればいいのですが、そのときの私には、どうしても窓拭きが必要に感じたのです。足りないと感じた「なにか」を求めて、私の身体は動き出していました。

拭きはじめると思っていたよりもよごれがたまっています。気づかないうちに、少しずつ付いたよごれ。「私たちの体や心に似ているなぁ」。そんなことをぼんやり考えながらも無心で磨いていくと、ガラスがもつ本来の透明感がよみがえってきました。窓越しに見る外の景色は、見違えるように明るく色鮮やか。より新緑も青々と輝いて見えるではないですか! それまで私が見ていた景色より、はるかに美しい! 室内まで明るく輝きだしました。

余分なものは毎日落とす

ご褒美のお茶をすすり、きれいな窓を眺めながら、ある言葉を思い出しました。それは6年ほど前に受けたアーユルヴェーダ式の集中浄化プログラムで聞いた「浄化は一生もの」でした。

浄化プログラムの目的は、私たちが日々の暮らしのなかでためてしまった体の汚れ(未消化物や過剰な質)を取りのぞくこと。5日間の浄化を終えた私の肌は透きとおり、体と心は静かで軽く、至福に満ちていました。「知らないうちに、ずいぶん汚れがたまっているものですね」と私はセラピストさんに言いました。すると彼女は「ええ、浄化は一生ものですから」とほほ笑んだのです。この瞬間、私の「浄化」に対する考えは180度変わりました。「たまったら取りのぞく」から「余分なものは毎日落とす」へと。

私たちも窓と似ていますね。生きていれば余分なものが付き、たまってしまう。だから日々きれいにしてもとに戻す。「浄化は一生もの」という言葉に出会ったときの衝撃は忘れられません。実際それを機に、私の行動は自然と変わりました。中途半端だった舌苔の掃除やオイルうがい、瞑想が毎日の習慣になっていきました。

まわりのよい影響になるように

たとえば今回の新型コロナウイルス感染拡大や大きな災害、大病、リストラなどに襲われたとき、私たちは自分の生き方や考え方、社会のあり方などを見つめなおします。それはもちろん意義のあることなのですが、もし、大きなトラブルが起きてからではなく、日常生活のなかで日々を見つめなおすことができるとしたら?

気づくことができれば、私たちは日々よごれを落として、リセットできます。するとピカピカの窓ガラスはさらに透明になって、本来持っている性質や能力を発揮できるようになります。そう、余分なものが付いていると、よい影響は発揮できないのです。

ということで、余分なもの(窓のよ汚れ)を落として、無事に原稿を書きあげられました。日々の生活のなかで自分がなにを大切にしているのか、どんな人生にしていきたいのか、見つめなおしてはいかがでしょうか?

- しなやかな影響力のレッスン - 2020年6月発刊 vol.153

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