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しなやかな影響力のレッスン

自分も周りも自然と良くなるために

影響力のスイッチを入れる専門家人材育成・組織開発コンサルタント

賀集 美和 (かしゅう みわ)

北海道旭川市生まれ。違いを超えて人と人が共に幸せな社会を創るには?その答えを求め日米の教育機関を経て、世界 900 店舗のレストランチェーン TGI FRIDAY'S で人材育成の道に。独立後10年の歳月をかけ、誰でも一瞬で一体感を生み出し互いを活かし合うボディヴォイス®の技術化/体系化を実現。講座や企業研修を通じ、慈しみと活力に満ちた発展的な社会を共に創り上げていく起業家や管理職などリーダーを輩出している。

気が済むまで

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この原稿を書いている目の前には、2月4日立春の静かな夕暮れにとても安らかに旅立った父が眠っています。祖父母や母の遺影に見守られ、真っ白な雪に反射する太陽の光に照らされながら。

これまでも父のことを書かせていただきました。「死」をテーマに取り上げることには、賛否両論あるのかもしれません。その渦中におられる方にとっては、読み語ることさえ辛く耐え難いかもしれません。そうした可能性を知りながらも、あえて私は「死」を特別扱いせず、日常から切り取り遠ざけることなく、日々のなかにある当たり前のこととして語りたいと願っています。

なぜなら、よく言われることですが「死と生は対」であり、死を語ることは生きることについて語ることと、同義だと考えるからです。

わたしは、どう生きるのか

そうした考え方の形成には、私にとって大切な人たちの最期に関わった体験が大きく影響しています。自分の両親を看取り、どちらも息を引き取る瞬間に立ち会う経験をしました。明日の再会を誓った来日中の師匠が突然その夜に他界し、日本で弔う体験もありました。そして枯れていくように眠った義父の看取り。

これらはどれも、死の体験だけではなく、最期の瞬間まで「いのち」がその輝きを放ち続ける姿を見届ける体験でもありました。そして、残る人たちが故人を見送る経験を通して、自分なりの生き方・在り方の答えを見つけ、再構築していくプロセスでした。残される人とは、家族はもちろんのこと、故人を支えた多方面の人たちを含みます。

身近に死を体験すると「自分はどう生きるのか?」「最後の瞬間までどう在りたいのか?」といった、自分にとって理想の生き方が浮き彫りになってきます。少なくとも、そうした問いに向き合うチャンスが与えられるようです。

満足が満足を呼ぶ

父を看取るなかで、どう生きるかという自分の答えが、ひとつ明確になりました。それは「自分が思ったことを、思った通り、思う存分、気が済むまでやる」です。気が済むまで思ったことをやりますと、納得し満足します。くすぶることがありません。後悔しないので、誰か、またはなにかのせいにすることもなくなってしまいます。晴れ晴れとした気分で日々を生きられるっていいですよね。一方、周りの気持ちや反応を気にして途中で止めてしまうと、悔いが残ってしまうわけです。

思った通り気が済むまでやると、自分で自分の人生の主導権を握り、手綱をさばけているという感覚や自信もみなぎりますから、自分はこれからなにがあっても大丈夫という安心感が湧いてきます。くつろいで、リラックスした状態でいられるのです。

さらに、自分は自分のその時の最善を尽くした、と言えるようになるので、他の人に対しても、その人はその時できるその人の最善を尽くしている、という前提で人と接するようになります。それによって寛容さが育まれ良きご縁に恵まれ始めます。まさに、しなやかな影響力。ちなみに、弔問客の方々が語る生前の父は、どうやらそんな人だったようです。

父を見送ったいま、後悔はまったくありません。もっと理想に近づけられたか?と聞かれれば、その可能性はあったのかもしれません。しかし、その時々、自分が思ったことを思った通りに、納得いくまでやりきりましたから100点満点で満足です。多くの関係者の方々も、父の幸せな幕引きに、自分はできることをやり切ったと胸をはれる、満足な看取り体験だったと確信しています。

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