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中川信男の多事争論

「多事争論」とは……福沢諭吉の言葉。
多数に飲み込まれない少数意見の存在が、
自由に生きるための唯一の道であることを示す

プレマ株式会社 代表取締役
ジェラティエーレ

中川信男 (なかがわ のぶお)

京都市生まれ。
文書で確認できる限り400年以上続く家系の長男。
20代は山や武道、インドや東南アジア諸国で修行。
3人の介護、5人の子育てを通じ東西の自然療法に親しむも、最新科学と医学の進化も否定せず、太古の叡智と近現代の知見、技術革新のバランスの取れた融合を目指す。1999年プレマ事務所設立、現プレマ株式会社代表取締役。保守的に見えて新しいもの好きな「ずぶずぶの京都人」。

【Vol.56】出来事の解釈

3月24日、弊社では「『それでもなお、桜咲く。』3・11から1年~福島の現実と決意を未来に生かす京都から1000年続く応援シンポジウム」を開催しました。その中で、4人のスピーカーの皆様に福島の現実と、 …

【Vol.55】「それでもなお、桜咲く。」

「悔いる」こと 「悔いる」とは実にネガティブな感情です。でも私はこの気持ちを隠すことができません。無念であり、悔いばかりです。「何に?」もちろん、福島で起こしてしまった出来事です。核は人知を超えて暴走 …

【Vol.54】3.11に福島を考える

今年の一月、家族と一緒に福島を再訪問しました。震災直後の混乱期に支援のために訪問していたころからずいぶん時間が経ちました。私が行くことが出来なくなってからは、スタッフの末武が福島に常駐し、支援の要望を …

【Vol.53】創業13年目にむけて

プレマ株式会社は2月11日、創業13年目を迎えます。全く無名の弊社が、お客様に大切に育てていただいたことに改めて御礼申し上げます。  新しいことが大好きで、飽き性な私が13年も同じ会社を経営することに …

【Vol.52】また、感謝から始める

 新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。 まず思い出していただきたいのです。昨年の3月11日からの数日間に、今年のお正月をこのように迎えられることを想像されて …

【Vol.51】許しがたきを、許す

あっという間に年末を迎えました。今年の出来事は、皆さんにとってどのような経験だったでしょうか。ときにそれは非常に重く、辛いものだったかもしれません。その中でもなお、多くの学びと出会いがあったと感じてい …

【Vol.50】答えの出ないことを生きる

原発事故以降、私たち日本人には古くて新しい「問い」が投げかけられています。一つの例をあげましょう。内部被爆の指標となる食品中の放射線量に関して、疫学的な、もしくは統計学的な答えは『危険と安全のあいだに …

【Vol.49】「宮古島」という可能性

  日本本土から遠く、台湾にほど近い場所に宮古島はあります。ともすれば沖縄県の一部として沖縄本島と同様に語られるこの島ですが、ここには他の島とは全く違う言語や文化が今も生きています。豊富な珊 …

【Vol.48】知らされないことを知ろうとする

1986年4月、旧ソ連のチェルノブイリ原発が爆発しました。放出された放射性物質は周辺地域を著しく汚染しただけではなく、風にのってヨーロッパにも押し寄せました。この事故が明確にしたのは、現代に多用される …

【Vol.47】2つの「牛肉事件」に思うこと

この春から、牛肉を巡って2つの大きな事件がありました。ご存じのように、ひとつは激安焼肉店でユッケを食べた多くの人が腸管出血性大腸菌O111によって死亡したり、食中毒症状を起こしたりした事件です。もうひ …

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