累計122万件出荷!自然食品・自然療法・エコロジー・らくなちゅらる提案サイト

基本のき

今さら聞きにくい「よく聞く言葉」を詳しく解説します

プレマ株式会社
お客様コンサルティングセクション
マクロビ業界に30 年以上

岸江 治次 (きしえ はるつぐ)

2013 年プレマ入社。マクロビオティック活動歴を活かし、主に、商品の開発と営業に関わってきた。
趣味は読書と映画、好きなジャンルはミステリー。最近のおすすめ映画は「ルーシー」。
無双原理の時空の概念を捉えるのにマスト。

インフルエンザや風邪の予防法

投稿日:

今年の冬はなぜか風邪をひいてしまうことが多く、周囲でインフルエンザもはやっているので心配です。一般的な予防法のほかに、なにかおすすめの方法ってありますか?(資格取得のために勉強中の40代会社員)

 

A.食生活の改善と、ストレス解消が重要

答える人  プレマ株式会社 お客様コンサルティングセクション 岸江 治次

インフルエンザや風邪のウイルスは基本的に「嫌気性」の菌が多く、その場合、空気に触れると早く死滅します。たとえば、電車でインフルエンザにかかっている人がくしゃみをすると、その車両全体にウイルスが飛びますが、10秒程度呼吸を止めてウイルスを吸わなければ、ウイルスが死滅するので感染しにくいといわれます。しかし、人の多いところではそういうわけにもいきません。

同じようにウイルスを吸い込んでも、インフルエンザになる人とならない人がいます。なにが違うかというと、食生活です。食生活は免疫力に影響します。免疫力を上げるための食生活のポイントは、大きく3つあります。それが「冷え」「栄養バランス」「食事量」です。

「冷え」は、マクロビオティックの考え方では「陰性」のものです。逆にあたためるものは「陽性」です。体が冷えないためには、季節の食べ物を食べることがポイントです。ニンジンや大根、ゴボウ、れんこんなど、日本で寒い冬によく育つ食べ物は、基本的に体をあたためる陽性の効果があり、冷え対策になります。

「栄養バランス」を考えると、人間にとって一番バランスの良い食べ物が穀物です。さらにいうと玄米です。人間にとってバランスの良い食事とは、穀物を主体とした食事であり、特に玄米を食べることで栄養バランスがとれます。また、免疫力はビタミンとミネラルが十分に摂れているかによっても大きく左右します。ビタミンというとイメージされやすいのが果物ですが、摂りすぎると体を冷やしてしまいます。しかし、暑い季節・暑い地域に育つ果物ではなく、日本で冬に育つ果物を少しであれば、さほど身体を冷やすことはありません。たとえば、ミカンやゆずはビタミンC摂取におすすめです。

さらに、インフルエンザや風邪のウイルスは、人間の身体に入ると栄養のあるものを食べて繁殖します。ウイルスが好きなのが、動物性タンパク質で、なかでも卵を好みます。予防接種のワクチンなどの培地には卵が使われるくらいです。そのため、卵を始めとして動物性タンパク質を摂りすぎていると、ウイルスが体内で増殖しやすくなってしまいます。

「食事量」についていうと、野生の動物などは、体調が悪いときは食事量が減り、回復するまでなにも食べないということも珍しくありません。食事というのは消化にエネルギーを使います。体調が悪いときに消化にエネルギーを使ってしまうと、免疫が下がり、ウイルスが繁殖しやすくなったり、症状がなかなか改善しなかったりします。インフルエンザや風邪のひき始めになぜか食欲が増すことがあるのですが、その食欲は自分自身の意志ではなく、ウイルスによるものかもしれません。体調が悪いときは、早めに食事量を減らすと良いでしょう。

食生活に加え、インフルエンザや風邪の予防に重要なのが休養です。身体が疲れてエネルギーが不足していると、インフルエンザや風邪にかかりやすくなります。また、休養を妨げるのがストレスです。ストレスが多いと、休んでも身体が休まらないことがあります。ストレス解消法として、甘いものを食べたり、たくさん食べたりする人がいますが、それは逆効果です。ストレス解消の基本は、きちんと寝ることです。そして、きちんと寝るために効果的なのが運動です。運動ができない人は、深い呼吸を繰り返すだけでも身体の代謝が上がります。

「病は気から」といいますが、気が病むとさまざまな病気にかかりやすくなります。食生活のポイントを押さえ、ストレスをためない生活スタイルをもつことが、インフルエンザや風邪予防に効果的です。

- 基本のき - 2020年2月発刊 vol.149

今月の記事

びんちょうたんコム

累計122万件出荷!自然食品、健康食品、スキンケア、エコロジー雑貨、健康雑貨などのほんもの商品を取りそろえております。

びんちょうたんコム 通販サイトへ