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今さら聞きにくい「よく聞く言葉」を詳しく解説します

プレマ株式会社
お客様コンサルティングセクション
マクロビ業界に30 年以上

岸江 治次 (きしえ はるつぐ)

2013 年プレマ入社。マクロビオティック活動歴を活かし、主に、商品の開発と営業に関わってきた。
趣味は読書と映画、好きなジャンルはミステリー。最近のおすすめ映画は「ルーシー」。
無双原理の時空の概念を捉えるのにマスト。

肩こりを防ぐには?

投稿日:

肩こりがひどく、あまりに痛くて薬を飲まないと耐えられないときがあります。肩こりにならない方法はあるのでしょうか?(裁縫が趣味の70代主婦)

A.肩こりは身体のほかの場所に原因があることも

答える人  プレマ株式会社 お客様コンサルティングセクション 岸江 治次

身体は年老いてくると硬くなってきます。肩こりはその身体の変化のひとつで、姿勢の悪さや運動不足、目の疲れ、ストレスなどが原因だといわれています。身体の筋肉にはそれぞれ役割があり、若いうちはある筋肉にこりが発生しても、身体の動きに支障がでないように別の筋肉が補助する働きをします。そして、四十肩や五十肩というように働き盛りを過ぎた年齢になると肩がこるとされていました。しかし、最近では小学生や中学生など、年齢を問わず肩こりに悩む人が増えてきているようです。では、どうすれば肩こりを防げるのでしょうか。

身体は筋肉や骨、臓器など全体でバランスを取っています。例えば、猫背の姿勢が続くと、一部の筋肉だけが使われ身体のバランスが崩れてきます。これが肩こりの原因のひとつなので、整体やマッサージ、運動療法では身体のバランスを取り戻せるようなサポートをしていきます。自身でできることとして、身体の部分ではなく全身の筋肉を動かすようにヨガやストレッチをすることはとても良いです。全身の筋肉は繋がって連携しているので、結果として肩こりの解消や予防につながります。意外に思うかもしれませんが、歩くことで肩こりが良くなることもあります。それは足の筋肉と肩の筋肉が繋がっているからですね。

しかし、それですべての人の肩こりが良くなるということではありません。なぜなら、同じ「肩こり」でも、人によっては原因がさまざまで、大きな病気が隠れていることもあるようです。心臓病や腎臓病、高血圧、貧血、癌、婦人病などの症状として、肩こりが起こることがあるので、肩だけに意識を向けるのではなく、全身に目を向けるようにしましょう。

そもそも肩こりは疲労物質が溜まることで血流や代謝が滞って酸素や栄養がうまくまわらなくなっている状態です。最近の研究では、栄養バランスと肩こりとの関係が解明され、ビタミンBとミネラルの不足が関係していることがわかってきました。上白糖や動物性食品、化学合成した添加物などを摂りすぎると、それらを代謝するために、ビタミンが浪費されビタミン不足を引き起こします。そして、腸内環境も関係しています。代謝が良くないと身体が冷えて腸の調子も悪く便秘になることから、便秘と肩こりはセットといわれています。冷えと腸には、食養生の「マクロビオティック」の手当て法の「梅醤番茶」がおすすめです。また、主食と副食の食事のバランスが良くないと、自律神経のバランスが崩れて肩こりが起こるといわれているので、主食を多く摂って、副食を減らす食事にすると自律神経が整います。さらに水分の摂り方も重要です。人によって必要な水分量は決まっていて、水を摂りすぎると体内に水が滞ってしまい肩こりを引き起こしてしまいます。水分を摂ると手が湿るような方は水分の摂りすぎなので気をつけましょう。

肩こりは自身の体質も深く関わっていることを意識して、普段から食事や水分の摂取量を調整していくと予防につながります。肩がこって痛くなったら、手当て法の「生姜湿布(生姜を煮出してそれを湿布する)」が良いでしょう。疲労物質を排出して、血行を良くし、肩こりの解消に繋がります。試してみてはいかがでしょうか。

- 基本のき - 2023年4月発刊 vol.187

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