あけましておめでとうございます。今年は人類にとっても地球にとっても、新しく羽ばたく年になることでしょう。医療も大きく羽ばたいてくれることを願っています。
医師になって35年。あっという間でしたが、いろいろな人生劇場がありました。病気になることが、どんなに自分自身を見直す素晴らしいチャンスであるかということを、自分自身の体が教えてくれました。心(魂)と体は一体であることを、患者さんからも自分自身でも実感しています。魂はすべて記憶しているために、その人の癖が残っていて、それを解決できないと何度でも同じ病気になったりします。性格が変わらないと完治しないということも、経験上よくあるパターンだといえます。医者が何を言っているかと思われる方もいらっしゃると思いますが、医者が一番、生死に関わる機会が多いことも事実なのです。不思議な体験を患者から聞いたり教えられたりする機会も多いのです。臨死体験や、生き返った方からの話とよく似た話を患者から聞きます。不治の病から生還された方は、病に打ち勝ち生かされていることに氣づき、すべてのことに感謝できる悟りの境地に近い方だと思います。魂が永遠だということを悟ることは、人間の生き方まで変わります。私もその一人です。
病気は陰の氣ですから陽気にならないといけません。プラスマイナスゼロです。
ゼロ以上の陽気が必要です。笑うことも免疫細胞が活性化することも研究されています。自分自身も小さいころはよく笑っていたのですが、病気になる前はほとんど笑うことがなかったと反省しています。どんなに苦労していても逆境にいても、笑う心を忘れず笑顔になれる人は、病気にはなりません。病気になったとしても、それを糧にして、もっと素晴らしい人生を歩めるはずです。
どんな時も「今の自分」を信じて、その時の「今」に感謝して生きていきましょう。過去も未来も「今」がすべてを作っています。今が過去であり未来なのです。それなら今を心残りのないよう一生懸命生きていきましょう。医療も対処療法ではなく根本治療を目指して、心と体は一体ということを忘れずに魂の治療を念頭に入れた医療になると、全人的医療になると思います。
宇宙と人の体はつながっています。地球が病むことは、自分自身の体を汚していることと同じ。空気が汚染され、水が汚染され、土が汚染され、森が汚染され、どうして私たちが健康でいられるでしょうか? 動物は自然と共存しています。自然破壊しているのは誰なのでしょうか?
今一度、生かされていることに感謝しながら、毎日を精いっぱい悔いのないように生きたいものです。心新たに身を引き締めて素晴らしい年にしましょう。みんなで羽ばたける年にしたいですね。今年もよろしくお願いいたします。
クリニック真健庵 院長
医師 吉村 尚美(よしむら なおみ)
全人的医療を目指した自由診療のみのクリニックを開業。食事療法をはじめとし、腸内洗浄や遺伝子治療などの最先端医療を行っている。放射線科専門医、アンチエイジング専門医、サプリメントアドバイザー、メディカルアロマテラピストなど幅広い資格を取得。著書に『「平熱37°C」で病気知らずの体をつくる』など。
クリニック真健庵
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