基準といわれるものは、人が勝手に作ったものです。健康の概念も本来は、自分が判断しないといけないことなのですが、健康診断に行くと、お医者様が健康のお墨付きを与えるルールとなっています。したがって、健康診断で「異常」が見つかれば、何の不都合がなくても、お医者様に相談して、何らかの治療を施さないといけないことになります。
コロナ禍の3年の月日が変えたものは、町の風景と感染したらとても恐ろしいと思い込まされるようになったことではないでしょうか。何の症状も、苦痛も、悩みもなくても、「感染」しているというだけで、なにか悪いことと思ってしまう風潮になった気がします。
また、勘違いしている人の多いことのひとつは、ガンが見つかったら、病気になったと思うことです。ガン細胞が見つかって問題なのは、進行して元気な細胞にも影響を与え始めることです。ガンがあったとしても、他の細胞に影響を与えなければ、実は何の恐れも必要はないのです。
マクロビオティックでは健康の7大条件という健康状態をはかるバロメーターがあり、そのひとつに「いつもニコニコ」があります。いつも笑顔でいられることは健康である証左なのです。これは、昔から「笑う門には福来る」といわれてきたように、笑っていると幸運が舞い降りてくるとの言い伝えにも繋がります。人は笑うことで健康になり、幸せになれるのです。
幸せを呼ぶ、オリーブオイル
人はおいしいものを食べると、笑顔になります。食べ物の役割は、栄養成分を体の中に摂り入れて、身体の細胞をつくるだけではありません。おいしいものは、単なる栄養素を超えた力を有しているのです。経済優先社会に生きていると、効果や効率がどうしても重視されがちですが、お腹が空くから、ただ満たせばいいとエサのように食べればいいということではないのです。
オリーブオイルが、日本に広まり始めたのは最近のことですが、もともと和食文化の日本人の生活習慣では、オイルはあまり使われてきませんでした。西洋式の食事が広まるとともに、オイルの消費量も増え、世界では歴史のあるオリーブオイルが流行り始めました。地中海式食事法が健康で長寿に繋がると紹介されたことも、オリーブオイルがもてはやされる一因です。
オリーブオイルも百花繚乱、しかし、厳しい基準が決められており、品質がある程度キープされ、伝統的に使われてきたヨーロッパやアメリカと違い、エキストラバージンオリーブオイルといっても日本での定義がありません。気をつけなければいけないことは、ピンからキリまで、玉石混交、まがいものもあふれていることです。本物の美味しいオリーブオイルは、少し振りかけるだけで、あらゆる料理を美味しく変化させるチカラがあります。
弊社が輸入したスエルテアルタオリーブオイルは、プラド侯爵家の自家農園で栽培、製造されており、なんといっても酸化が少ないのが特徴。農園内に工場があるため、工場から最も近い箇所なら、果実摘み取り後最短で20分、最も遠い箇所でも2時間以内に製造が開始できるすぐれた環境です。1996年より有機農法に転換し、化学殺虫剤や除草剤を使わずに栽培しています。有機でナチュラルで本物。なににでも使っておいしい食を楽しみましょう。
スエルテアルタは、スペイン語で「大いなる幸せ」を意味しています。思わずこぼれる笑顔に幸せはやってきます。幸せだから笑うのではなく。笑うから幸せがやってくることをお忘れなく。