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でこぼこ道を歩むなかで

でこぼこ道を歩むなかで発達凸凹を持つ シンガーソングライターによる日々の気づき

応援ソングライター

yu-ka (ゆーか)

兵庫県生まれ。関西学院大学国際学部卒。日々の生活で感じた喜びや悲しみの感情たち、大切な人へのメッセージを曲にしてきた。2017 年シンガーソングライターとして活動開始。発達障害当事者で、発達凸凹の方を応援する『はったつソング』を作って歌ったり、一人ひとりに想いをヒアリングしてその方の背中をそっと押すようなオリジナルの応援歌『応援ソング』を作って届けたりしている。

応援し合う関係っていいな

投稿日:

応援の場を通じて動き出せるよ

「応援したいよ 場を通じて
応援したいよ
仲間と持ち寄った灯火で
動き出せるよ  YEAH」
 
これは、発達障害当事者の会などを主催している「鵜沼屋」のウヌマさんの想いを反映し、お届けした応援歌、「応援ソング」の歌詞の一部です。
 
彼は、「発達凸凹のための挑戦を持ち寄る会」という、発達凸凹を持つ方のための当事者会を開催していました。曲を制作する際にヒアリングをするのですが、「今まで一人行動が多かったけれど、会を通じて仲間と一緒に場を作っていく楽しさを知った。複数人が集まる場が持つ力を感じた」とおっしゃっていたことが印象的でした。挑戦したいことを胸に会に参加される方。一人では、目標へ向かうための最初の一歩が見いだせず、具体的に動き出すのが難しいけれど、複数人が集まれば、アイディアや新しい視点による打開策が生まれると気づかされました。私も足を運びましたが、仲間同士が応援し合うことのパワーの強さを目の当たりにしました。私もこの場で「応援ソング」を作るための一歩を後押ししてもらえたお陰で、自然と前進することができました。
 
ふと、自分が主催している場であり、複数の方が集う「音楽ライブ」に置き換えてみると、ご縁が次から次へと生まれていることを感じます。
 
ライブ配信をしていると、歌っていた曲から話が盛り上がり、その後SNSで繋がり長く応援してくださる。ライブ会場となった介護施設に初めて足を運んだ友人が、その場を気に入り、施設で仕事を始める。また、京都のライブで知り合った遠出がお好きな方が、別の地域で開催されるライブ・講演会に頻繁に足を運んでくださるようになるなど。初めて出会った方と新たな絆だけでなく、家族・親戚との縁が強まっていくことも感じました。九州への出張ライブを通じて、親戚と二十数年ぶりに会うことになる。ライブによくお越しくださる女性と祖母がライブを通じて意気投合し、初対面と思えないほど仲良くなりとても嬉しそう。そして、今まで考えられなかったことですが、私の両親が揃ってライブに来てくれるようになり、「参加者と話せて楽しかった」と言ってくれる――そんな出来事が重なりました。

音楽の輪でつくりたい応援の渦

ライブのなかで、ご縁の輪がどんどん広がっていく。そのなかで、応援し合う関係を築けたらどんなに素敵だろう?と妄想がふくらみ、昨年9月にとあるライブを開催しました。「応援ソング」のクライアントさんを招待し、お一人ずつ紹介をしたうえで、「応援ソング」を弾き語り、その後、クライアントさんから、叶えたい夢に関する熱いスピーチしてもらい、ライブにお越しくださったお客様から、手書き応援メッセージをいただく。そうすると、クライアントさんが作る場に足を運びたいという声が上がる。ライブの参加者が、応援ソングのクライアントさんから直々にセッションを受けることになり、「障害を持つ方も楽しめる花火の場を開く」という夢が、一年越しでこの夏に実現しようとしている。そのようなうれしい循環が起こりました。そして、何よりライブで感じたあたたかさを、いつまで経っても私は忘れることができないのです。ライブを一緒に創り上げてくれた仲間による応援の気持ちも、大きく影響していたのだろうと感じています。
 
だから仲間と一緒に、そのライブの拡大版、「500人ライブ」を開きたいと思っています。ご縁が広がり、応援ソングのクライアントさんをはじめ、ライブに参加するみんなの夢が「応援し合う関係」により前進していく。そんな景色を見てみたいと今日も夢見ています。
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- でこぼこ道を歩むなかで - 2019年8月発刊 vol.143

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