謹賀新年 善い時も苦しい時も感謝心を忘れず地球の全ての人々と宇宙全物の幸せをお祈りします。
「目にみえるもの・目に見えない世界」双方に囚われ過ぎないよう私に出来る最大限の志事を続けて参ります。私の菜食(ベジタリアン)の料理家としての活動は『食』からのアプローチで垣根のない「思いやりの世界」を実現すること。現状の日本の大多数が献立に悩む贅沢な環境に生かされています。表層の事実ではありますが、心眼で本質を観ると違うかも知れません。それでも現実は日々過ぎてゆき、あたかも現状を手放す事なく「仕方ない」と容認しがちです。問題意識はあれど、ただ眺めているだけでは世界はずっと脳の中。
ではNeo ベジタリアンというカテゴリに居る私の具体的な話に移ります。菜食を始めたころ、その素晴らしさを絶対『善』だと強く想いました。「動物性食品・肉・魚・卵・乳製品・白砂糖不使用でカラダにやさしい」と表示したカフェを運営し、教室でもそう案内していました。不使用=善であると信じ疑いもしませんでした。この『善』がクセ者なのです。ぜひ手放してみようと考えました。ぐいっ! と発想の転換です。アレルギーを持つ方には命に関わる問題で、アレルゲン表示は必須であり、この「善問答」は論外、ということを踏まえつつ……「肉・魚・卵・乳製品は不使用」表示は、これらの生産者さん、好物とする人や宗教により選択する人にとって『善』でしょうか? 私は違うと思います。より善い表示は「肉・魚・卵・乳製品 以外の食材で調理しています」「~以外の食材を使用」。表現としてベストではないかもしれませんが、不使用よりは平和的だと思います。昨年11月に「ビーガングルメ祭り京都」のトークイベントとして私が3ステージお話する枠を頂き、そこでこの問答を投げてみたところ、深く頷く年配の方がおられたり、トーク後には外国人の青年2人から「アナタのハナシに賛同シマ~ス」と声をかけて貰えました。ただの言葉のアヤのようですが、これは否定ではなく尊重し認め合う「思いやりの世界」の幕開けなのです。皆さん! より善い表現が見つかりましたら、ぜひお知らせくださいね。
erico(えりこ)
ベジタリアン料理家/Neo ベジタリアン料理指導士代表/マクロビオティック望診法指導士プロフェッショナル
美大卒業後、モザイクタイルアーティストとして活動。
2軒のカフェ立ち上げと運営を経て現在に至る。
重度のアトピーだった息子と暮らす経験と「完全菜食」の実践体験を活かし、時代に沿った食事&スイーツを伝える。
大学生と2歳の息子とYOGAインストラクターの夫と4人暮らし。
http://neovege.com/
ベジタリアン料理家erico先生がプレマの商品を使ったレシピを紹介します
ごま香る ビーツ・ストロガノフ
ごまはどんな料理も美味しく変身させてくれます。今回は、白ねりごまを溶かし込んだユニークな料理をご紹介します。マゼンダピンクが衝撃ですが、食べると懐かしさも感じる不思議なレシピ!
材料(3~4人分)
- にんにく(みじん切り)・・・3片分
- プレマシャンティ ごま油きよら(太白)・・・大さじ2
- 玉ねぎ(薄切り)・・・1個分
- マッシュルーム(半分にカット)・・・10個 ※エリンギでもOK
- 生ビーツ(皮をむき1.5cm幅のリボン状にカットしておく)中・・・1~2個分
(A)
- 無調整豆乳・・・500cc
- プレマシャンティ 有機白みそ・・・50g
- プレマシャンティ 有機全粒ゴマペースト(白)・・・大さじ1~2
- 酒粕・・・20g
- プレマシャンティ 精進白だし・・・50cc~調整
(仕上げ)
- プレマシャンティ 有機BK ペッパー(粗挽き)・・・適量
- プレマシャンティ 有機全粒ゴマペースト(白)・・・調整
作り方 調理時間25分
- 鍋に、にんにくと油を入れ中火で加熱。香りが上がったら玉ねぎとマッシュルームを加え混ぜ、蓋をしてさらに3分加熱。香ばしい香りがしてきたら蓋を開ける。
- 玉ねぎが色づくまで様子をみて蓋を開け、水分が蒸発するまで炒める。
- 薄切りビーツを加え混ぜ、蓋をして弱火~中火で5分加熱。ビーツがしんなりしたら火を止め、蓋をしておく。
- (A)をブレンダーにかけ、ポタージュ状にしたら、(3)に加え、中火で混ぜながら沸騰するまで加熱。味をみて足りなければ白だしで調整する。
- 火を止めてから、仕上げにBK ペッパーと、白ねりごまを溶かし込んでできあがり!
※POINT※
ごまの香りを生かすため、仕上げのねりごまは火を止めてから
レシピ採用アイテム
ごまを皮ごとペースト状にし一物全体のうまみを閉じ込めた、ごまの香りが生きたクリーミーな食感の練りごま。ドレッシングやプリンなどにも。私は同じシリーズの「黒ねりごま」も虜です。このままパンにたっぷり塗りつけ、ちょっぴりの蜂蜜で戴くのが1番のおすすめ。まず香ばしさが拡がり、余韻のある濃厚なコクが追いかけます。