累計122万件出荷!自然食品・自然療法・エコロジー・らくなちゅらる提案サイト

しなやかな影響力のレッスン

自分も周りも自然と良くなるために

影響力のスイッチを入れる専門家人材育成・組織開発コンサルタント

賀集 美和 (かしゅう みわ)

北海道旭川市生まれ。違いを超えて人と人が共に幸せな社会を創るには?その答えを求め日米の教育機関を経て、世界 900 店舗のレストランチェーン TGI FRIDAY'S で人材育成の道に。独立後10年の歳月をかけ、誰でも一瞬で一体感を生み出し互いを活かし合うボディヴォイス®の技術化/体系化を実現。講座や企業研修を通じ、慈しみと活力に満ちた発展的な社会を共に創り上げていく起業家や管理職などリーダーを輩出している。

伝えたいことはあなたの内側に

投稿日:

『らくなちゅらる通信』の原稿提出が遅れがちな私は、自称「編集者さん泣かせ」。実は書くことに苦手意識があります。締め切りをとうに過ぎてから、一度書いた原稿を投げ捨て、ゼロから書き直すこともしばしば。連載執筆者なら書くのが得意では?と思われるでしょうか? 自慢気に言うことではありませんが、そうでもないのです。
「書くことが苦手」と申し上げると、「私も!」と激しく頷く方も少なくありません。書くことに限らず、「うまく言葉にできない」もどかしさを感じている方も多いようです。

こうした苦手意識の理由として、「欠如」がよく挙げられます。「自分には○○がないから」という理由ですね。○の中には「語彙力」「表現力」「センス」「文才」などが入ります。また精神的なハードルもよく挙げられます。たとえば、「上手く書かなきゃと思うと手が止まる」、「なんて思われるか気になってしまう」などです。こうした理由は、私自身にも大なり小なり該当しますが、筆が進まなくなる根本的かつ致命的理由ではありません。なぜなら、すんなり思った通りに書けるときや言葉にできるときは、能力の不足や文章の出来などは気にも留めていないからです。そうだとしたら、苦手意識はどこから来るのでしょう?

書く技術・知識より大事なこと

それは、「伝えたいことを外に探している」からです。これは「書くこと」に限りません。「話す」「発表する」などを含む「言葉にして伝える」あらゆる行為に共通しています。

伝えたいことは、その人の内側にあります。言葉になる前の状態で眠っているので、多くの人はその存在に気づかず、外に答えを探し求めてしまいます。外に探すほど、伝えたいことはわからなくなります。たとえば「なんて書けば(言えば)いいんだろう?」という声が、壊れたレコードのように頭の中でグルグル繰り返すのに、一向に言葉が出てこないという体験はありませんか? それが、外に答えを求めている状態です。おそらく、無意識で。

伝えたいこと、表現したいこと、すなわち「思い」を誰もが内に秘めています。大事なことは、内側に眠っているご自身の思いを丁寧に感じ取ることです。感じ取ることができれば、言葉にして表現することができます。最初は時間がかかったり、不安になるかもしれませんが、続けていれば感じ取り、言葉で表現できるようになります。

コツは、いつもお伝えしているように、ゆったり深呼吸をして体を緩ませること。すると感性というアンテナが起動して、あなたの内側にある思いを感じ取りやすくなります。

問いかけのマジック

もうひとつのコツは「問い」です。「いま一番伝えたいことは何だっけ?」と自問するのです。

「問いかけ」はパワフルで、言語化に役立ちます。私たちの脳は質問されると答えようとするので、自分の中から言葉が湧いてきます。質問するときは、目を閉じて自分の内側に意識を向けるといいでしょう。湧いてきた言葉は書き留めておきます。文章である必要はありません。単語でも、短文でも構いません。また、良し悪しや上手下手の評価も不要です。むしろ、評価は傍らにおいてくださいね。

書き留めたものを読み直します。すると、あなたの真の思いに出逢えます。あとは、その伝えたいことを伝えるだけ。そのまま素朴に。こうすると、誰でも伝えたいことが自然体で表現できるようになります。このような表現は、相手にもすっと伝わります。意外かもしれませんが、実は内側から出た言葉は、相手からも抵抗なく受け入れられやすく、コミュニケーションが円滑になり、人と人が心を交わし合えるのです。

- しなやかな影響力のレッスン - 2021年11月発刊 vol170

今月の記事

びんちょうたんコム

累計122万件出荷!自然食品、健康食品、スキンケア、エコロジー雑貨、健康雑貨などのほんもの商品を取りそろえております。

びんちょうたんコム 通販サイトへ