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くま先生のすこやか診察室

「子どもも親も、家族みんなの笑顔と幸せのために」総合医療くま先生からのメッセージ

統合医療やまのうち小児科・
内科医師

山内 昌樹 (やまのうち まさき)

小児科医として勤務していたが、西洋医学の素晴らしさを感じつつ心から望む医療と現実のギャップに悩み、軽度のパニック障害を経験。YHC矢山クリニックで小児科 を担当し、病気の真の原因を学ぶ。お母さんの自己肯定感を取り戻すことが家族みんなを笑顔にし世界を平和にすると確信している。
〒849-0915 佐賀県佐賀市兵庫北5丁目8-7-2
0952-33-8500
http://www.yamanouchishounika.jp/

平和のためにできること

投稿日:

とうとうロシアによるウクライナへの武力侵攻が開始されてしまいました。僕が初めて戦争というものをリアルタイムで感じたのは、湾岸戦争でした。ニュースを見て、世界が大変なことになる!とショックを受けたことを今でも覚えています。それまで世界は平和だと思っていたので、それが当たり前ではないことを知りました。調べてみると世界中のあちらこちらで、紛争や内乱はいつも起こっていましたし、今も継続中です。

子どもの人口が激減していくと予想されているなかでも、僕が小児科を志した一つの理由は、「子どもが幸せになれば、いつか世界から戦争がなくなる」と確信していたからです。子どもが幸せになるためには、その家族も幸せである必要があります。だからいつも「お母さんの幸せが、子どもの幸せにつながります」「お父さんはお母さんの笑顔のサポート役ですよ」という話を、毎日飽きることなく続けています。

残念ながら平和への希望は一瞬で壊されてしまいます。自分の無力さを痛感します。ニュースやネットを見て、だれが悪いか犯人探しをしてしまいます。英米の陰謀かも? ロシアの覇権主義のため? そういう話は嫌いではありません。ただ、犯人探しをしても、結局だれも救われません。僕たちにできることは、ニュース映像に映らないところでおびえている、一般の人や幼い子どもたちがいることを想像しつづけ、今、自分の手の届く範囲で平和を作っていくしかないのだと思っています。

まずは自分と仲なおり

 

マザーテレサは「私は決して反戦集会には参加しない。平和集会があるときは、私を招待してほしい」「世界を変えたいのなら、まず家族を愛しなさい」と言ったそうです。僕からも提案です。「世界を平和にする前に、まず自分と仲なおりしましょう」

多くの人は、自分で自分のことを裁いたり、批判したりしています。「こんな自分のままではだめだ」とか「もっと良くならなければいけない」と。その思考が緊張を生み出します。そのままの自分でいていいんだ、と思えるようになると、体がゆるみ、心が安定します。そうなるために、どんな思考や感情が浮かび上がってきても「そうだよね、そう思うよね」と自分の思考と感情を認めて、肯定しましょう。極論を言えば「アイツ死ねばいいのに」と思ったとしても「死ねばいいのに、と思ってしまうよね」と同意してあげましょう。「そんなふうに思ってはいけない」とその思考を封印しようとすると、一時的には心の奥に沈んで見えなくなりますが、いつか更に大きくなって顔を出します。同意や肯定をすると、そのときの思考エネルギーは解消されます。何度も思ってしまうようなら、何度も同意してあげましょう。

世界を平和にする

自分の思考と感情に対して「そうだよね、そう思うよね」と言ってあげる練習がある程度できるようになったら、他人に対しても「そうだよね、(あなたの立場、体質、生い立ちだったら)そう思うだろうね」と心のなかで同意する練習をしてみましょう。家族、同僚、友人、通勤通学中にすれ違った人など、完全にその人の立場に立つことはできません。でも一瞬想像してみる程度だったらどうでしょうか? 可能なら自分が嫌いな人にもチャレンジしてみましょう(僕もこれは苦手です)。やってみて具合が悪くなるようなら、自分との仲なおりを優先しましょう。この方法は相手の立場に立つ練習です。視点が増えた分だけ、そこに平和と愛のエネルギーが流れます。多くの人がこの視点を手に入れたとき、世界が完全に平和になるのです。

- くま先生のすこやか診察室 - 2022年4月発刊 vol.175

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