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オルタナティブファーム宮古

自然の恵みいっぱいの宮古島から農業や商品開発するなかで感じたこと気づいたこと

オルタナティブ
ファーム宮古 代表

松本 克也 (まつもと かつや)

自動車メーカーなど14 年の研究職を離れ、2012 年5月に家族4人で宮古島に移住。
約1万平米の畑で主に有機サトウキビを栽培し、黒糖蜜やキビ砂糖などの加工品を製造。
畑で黒糖作りが体験できるプログラムも準備中。
その他、有機バナナの栽培、未完熟マンゴーの発酵飲料の製造に携わる。

バナナの『へぇ〜ほぉ〜』 〜房のつけ方、カーブを描く理由〜

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『美味しく・楽しく・学べる』体験型観光でバナナ畑をご案内していて、初めて見る・知る内容に「へぇ~ほぉ~」と驚き・感心・納得していただくことが多い内容を複数回に分けてご紹介します。

バナナは幹の中心から花包(何千ものバナナの花がぎっしり詰まった赤いハート型の蕾)を出蕾し、重さで垂れ下がった後、外皮がめくれて開花とともに根元部分が結実して房を作ります。その後、外皮がめくれて開花・結実する工程を繰り返して、順々に房を作っていきます。
◆バナナの房は通常、扇型をしています。でもバナナの株を真下から見るとぐるっと一周360度バナナ。実は、バナナの房は順々に角度をずらして結実していくんです。時計で表現して、最初の房が0~4時までだと、次の房は4~8 時、その次が8~12時という具合。そうして角度をずらして出てくるために、まんべんなく太陽の光が当たります。また、お互いに干渉し合うことなく、丸々と太っていきます。自然の造形物は本当によくできているなぁ~って思います(写真1~4)。

1.下から見るとぐるっと一周バナナ

2.横から見るとぶつかり合わずにずれているのがわかります

 

3.房に切り分けると扇型

4.花も3方向に角度をずらしている

 

◆バナナって一般に綺麗なカーブを描いていますが、どうやってできるのでしょうか?バナナの花は太陽が大好きだからカーブができるんです。花包の外皮がめくれて、開花・結実したときにはバナナは下を向いています。そこから『太陽だ~い好き!』って上を向いて、反っくり返っていくからバナナカーブができるんです。

通常スーパーに並ぶキャペンディッシュと違って、小ぶりで可愛げな島バナナの場合は、実のつける位置によってはまっすぐのバナナもできます(写真A,B)。

A.下向き(最下段4房目)
~上向き途中(中段2・3房目)~反っくり返り完了(上段1房目)

B.反っくり返り完了

 

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オルタナティブファーム宮古代表
松本 克也(まつもと かつや)

自動車メーカーなど14年の研究職を離れ、2012年5月に家族4人で宮古島に移住。約1万平米の畑で主に有機サトウキビを栽培し、黒糖蜜やキビ砂糖などの加工品を製造。畑で黒糖作りが体験できるプログラムも準備中。その他、有機バナナの栽培、未完熟マンゴーの発酵飲料の製造に携わる。

- オルタナティブファーム宮古 - 2017年10月発刊 vol.121

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