中川信男の多事争論
「多事争論」とは……福沢諭吉の言葉。
多数に飲み込まれない少数意見の存在が、
自由に生きるための唯一の道であることを示す
プレマ株式会社 代表取締役
ジェラティエーレ
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2008/07/01 -中川信男の多事争論
4人の子を育てるようになって、自分はどう育ったのかを考えることが多くなりました。私の産まれ、育ちは人の目から見れば、とても恵まれたものではありませんでした。父はいませんでしたし、母はたいてい不在、 …
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2008/06/01 -中川信男の多事争論
世界の人たちのうち、安全な飲み水を手に入れることが出来ない人が5人に1人もいます。私たち日本人は、基本的に水の豊富な国で生活していますから、この事実を知る人はあまり多くはありません。 私はあるときネ …
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2008/05/01 -中川信男の多事争論
私がまだ成人してまもない頃、山の仲間とともに中国の秘境ばかりを旅していました。中国は一般には余り知られていなかったことですが、たくさんの民族が統合された多民族国家です。違う言葉を話し、違う文化伝統を …
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2008/04/01 -中川信男の多事争論
健康なことだけが取り柄だった私にも転機がやってきました。昨年11月中旬、突然手の痺れと麻痺がはじまり、それは足にも及びました。徐々に麻痺は進行し、歩くこともままならずに新年を迎えました。最初は内科的 …
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2008/03/01 -中川信男の多事争論
私たち自然食業者にとっては当たり前だった「食の安全」について、中国産ギョウザ事件以降、世間は一気に過敏になっているようです。 これに関連して学校給食の安全も関心が高まってきました。朝日新聞によれば横浜 …
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2008/02/01 -中川信男の多事争論
執筆日現在、日本の株価はアメリカの株価下落を受けて、底なしの大幅安の展開となっています。この株価ニュースがまた売りを呼び、さらに消費は低迷していくという「悪い連鎖」の終わりが見えません。 そもそも、こ …
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2008/01/01 -中川信男の多事争論
世間は年金が正しくもらえるかどうかで揺れています。正直なところ、私は毎月高額の保険料は納めてはいるものの、年金をもらうことには一切期待していません。 理由は日本の国と地方が抱える膨大な借金とか、官僚 …
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2007/12/01 -中川信男の多事争論
私の魂のふるさと、インドのヴァラナシという町に約四年ぶりに行ってきました。 ヴァラナシは経済発展著しいインドの中で「最もインドらしい町」と称され、三千年以上の聖地としての歴史をもつ、ヒンドゥ教徒最大の …
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2007/11/01 -中川信男の多事争論
もうご存じの方も多いと思いますが、日本の食料自給率はカロリーベースで40%を下回っています。つまり、外国からの輸入に60%以上を依存していて、その依存比率は年々高まっているのです。 日本人の生命線とも …
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2007/10/01 -中川信男の多事争論
「家庭と仕事のバリアフリー」。 世の多くの男性にとって悩みの種。そして女性のテーマであるこの命題。私がうまくコメントできる立場にないことを承知しつつ、少し考察してみたいのです。 もともと、京都という場 …