中川信男の多事争論
「多事争論」とは……福沢諭吉の言葉。
多数に飲み込まれない少数意見の存在が、
自由に生きるための唯一の道であることを示す
プレマ株式会社 代表取締役
ジェラティエーレ
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【Vol.21】『未来の食い扶持を、今のために刈り取らない』
2009/05/01 -中川信男の多事争論
政府は追加経済対策を矢継ぎ早に発表しています。執筆日現在、追加経済対策は15兆円規模と胸を張っているようですが、今回の対策の財源の多くは建設国債や赤字国債によってまかなうことになり、すでに今年度の国債 …
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2009/04/01 -中川信男の多事争論
この駄文はお客様に読まれるものだという前提で、あえて思い切った表現をさせて頂きたいと思います。その思い切った表現の根拠となる私の不況打開の秘策は『私たちこそ、不況打開の原動力だ』というものです。 あま …
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2009/03/01 -中川信男の多事争論
先日ドイツのニュルンベルクで行われた世界最大のオーガニック製品展示会でのこと。世界最大との呼び声通り、二千七百社の出展者が不景気を吹き飛ばすかの如くの賑やかさです。そんな一角で、大勢の人だかりが出来て …
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2009/02/01 -中川信男の多事争論
未曾有の不景気と言われるなか、自らの意向と反して失業してしまう人が多いことはご承知の通りです。これについて、企業の倫理や労働法のありかたについて論議されることが当たり前になっているわけですが、私は少し …
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2009/01/01 -中川信男の多事争論
弊社の会社としてのキャッチコピーは「ほんとうの時代が始まる前に。まじめに、さらにユニークに。『ココ・カラ・いのち』のプレマ株式会社」というものです。2004年頃から、名刺にも、ウェブサイトにもこのメッ …
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2008/11/01 -中川信男の多事争論
『あえて言うまでもなく、世界経済の混乱の度合いは深刻さを増してきています。2月の本稿で、『金融商品を買うより先に、食料を作り出せる田舎の土地をもっていることのほうが、大きなリスクヘッジ』 …
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【Vol.14】残虐兵器を捨て去って、子どもらの未来を作りたい
2008/10/01 -中川信男の多事争論
『クラスター爆弾』をご存じでしょうか。その残虐性は想像するだけでも恐ろしくなるものですが、私たちの国も所有している兵器です。 一般的にクラスター爆弾は、コンテナと呼ばれる親爆弾の中に、数百個の子爆 …
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2008/09/01 -中川信男の多事争論
最近の企業広告をみるたびに、「この会社で働いている人は、本当にものごとを考える教育を受けたことがあるのだろうか」と驚くことが多くなりました。少なくとも、それらは世界に名を馳せるエリートたちの集まって …
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【Vol.12】「食べ物の安全性」の美名から悪の連鎖が始まる
2008/08/01 -中川信男の多事争論
昨年からの度重なる製造日、賞味・消費期限の付け替えや中国産冷凍食品の農薬混入などで、食の安全が盛んに叫ばれているのはご存じの通りです。騒ぎの渦中では、「消費者の安全を守るために」ひたすら回収、ひたす …