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ハツキ的“らくなちゅらる”な生き方

常務取締役
室長/管理部長兼

中川 葉月 (なかがわ はつき)

【Vol.42】しあわせの波にのってみる

投稿日:

05sa_27.jpg  このところ、「生きることに積極的」になったな。と、感じます。以前の私が、決して生きることが嫌だったということはないのですが、あまり自分から人生の波に積極的に乗って生きてはいなかったと思います。何か大きなことがあって、劇的な変化を遂げたという大それたことではなく、日々の生活のささいなことから感じられます。

 例えば、夫を空港へ車でお迎えにいったり、子どもの絵本を整理する棚を買って組み立てたり、次男坊の服をいれるケースを買ったりというようなことからでも、変化を感じるのです。少し前まで完全なるペーパードライバーだった私が、高速を走って空港へ行くなんて思ってもいませんでしたし、棚を組み立てるなんて面倒なことは、独り暮らしを始めた15年前にしたきりでした。また、普段の整理ケースは夫が用意してくれたらそれに入れるという、とても消極的な整理の仕方をしていました。

 小さすぎて見逃してしまいそうなのですが、物事のとらえ方や行動がちょっとずつ今までとは違う方向へいっていて、毎日の生活が心地よくなってきています。そんな小さな変化を楽しんでいると、「おや?」と思うことが続きました。

 それは、「あれ?どこに置いたんだっけ?」と思うと、そのものが必要なときにちゃんと見つかるようになったのです。ここ最近の捜し物が見つかる率は100%です。さらに、外出をするときに「しまった!入れ忘れていた!」と、毎度のように忘れ物をしていた私が、忘れなくなるということが起こってきました。荷物を用意していますと、必要なものが私の目にどんどんと飛び込んでくるのです。

 自己啓発のセミナーで「私は、生きることに積極的になるぞー!」と、宣言したわけでもなく、夢を実現させるために覚悟を決めたということでもないのです。いったい何が私に変化をもたらしたのだろうかと、不思議でなりません。ただ、無理矢理に引き出していってみれば、目の前にあることを心地よくするために心の声にあわせて、ちょっと動いてみた。ということでしょうか。なんということもないことですが、しあわせに生きるということは、そんな見過ごしそうな波にのってゆくことなのかもしれません。

- ハツキ的“らくなちゅらる”な生き方 - 2011年2月発刊 Vol.42

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