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インタビュー取材しました。

【Vol.100】季節とつながり生きる知恵 セミナーレポート

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本通信で連載いただいている、圭鍼灸院の西下圭一先生をお招きして、自然の中で生きてきた先人たちの知恵の具体的な活かし方をお話しいただきました。

食べ物を変えることで、運命まで変わる
日本人は自分をあまり健康だと思わないことが多いのですが、実は健康な人が多いのです。それはなぜでしょうか。私たちが健康でいるための知識と知恵とは?

ご自分のことを健康だと思いますか?

「あなたは健康ですか?」日本人は先進国の中で健康への意識が一番低いそうです。では健康でいるためには何をする必要があるのでしょうか。私たちの体には自然治癒力があるため基本的には何もする必要はないのです。転んで血が出たときや風邪を引いたときはどう治しますか? 何もしないことが多いのではないでしょうか? それと同じことなのです。風邪を引いたときなどは薬を飲む方もいらっしゃるかもしれませんが、無理矢理投薬で症状を押さえつけるとかえって治りは遅くなってしまうのです。何かをしなければ為らないと思っている段階で、ご自身のからだの中にある免疫力にとても失礼な状態です。

配点は次の通りです。1~3は各5点で生理的条件で動物としての健康度。4~6は各10点で心理的条件で人としての健康度。7は55点で絶対条件としての健康度。これら条件は健康の知恵であり3つがきちんと揃っていれば何もしなくても健康でいられるのです。なお、どうしたら健康になれるかというのは知識であり上記の知恵とは異なります。 40点がとれていればそこそこ健康ですがいかがでしたか? 日本は他国に比べ平均寿命も長く、肥満人口も少ない日本人は皆が思うよりもむしろ健康なのです。

なぜ日本人が健康かというと日本の伝統的な食文化や発酵食品があるからです。和食がユネスコの無形文化遺産に登録されたのは記憶に新しいところです。和食は、地域に根ざした食材を活用し主食と一汁三菜で理想的なバランスを持ち、季節感を楽しみながら年中行事に結びついた文化として根付いています。

養生の基本は、様々な偏りを正すことから

【食】自分の意思で食べ物を正すことを繰り返していくと、血肉体をはじめ、心理状態、手相人相が変わり、運命まで変わっていきます。不調時に治療やお手当だけで調子を整えるのではなく、食べ物も併せて意識していくと効果的にります。

【息】鼻から3~5秒息を吸い、2~4秒止めて、5~10秒の時間かけて口からはき出します。これを1分間で4回程度行うことで脳が活性化します。

【動】単に運動するだけでなく、骨盤の真上に頭が来るように座ったり寝ながら金魚運動などをし、本来の姿勢をしっかり意識することが必要です。腰痛予防にもなります。

【想】思=物事を整理する意味、想=人を思いやる「相」です。例えば肩が痛い時に治療をしてもらった人がいるとします。Aさんは「おかげさまで来た時よりも腕が動くようになりました」と言い、Bさんは「まだ痛みが残っています」と言います。どちらが治りやすいかというとAさんなのです。Bさんは少しでも良くなったという現状を受け入れられず、痛みを探しており治る事を拒否しており治る覚悟ができていないとも言えます。漢字の話ですが、心の上に相手を思い浮かべると「想」ですが、心の上に相手はなく己しかないと「忌」になるのです。常におかげさまでを忘れずにいたいですね。

陰陽の考え方で、寒い時期から春のアレルギー対策

食べ物には体を暖めるものと冷やすものがありますが、原理は陰陽にあるといわれています。春のアレルギー対策や日々の健康を維持するためには、その陰陽の考え方で食べ物を選び食事をすることがとても重要になってきます。

陰陽と聞いてもピンと来ない方もいると思いますので、少し説明いたします。1日を4 分割にします。日出6 時、日中12時、日入18時、夜中0時として一番温かいのは日中で寒いのは夜中となります。同様に1か月についても上弦の月、満月、下弦の月、新月で4分割することができます。1 年では春分、夏至、秋分、冬至です。このうち横に引いたセンターラインを地面としてそこを境に上に行くものを陽性、下に行くものを陰性と考えます。私たちは暑いときは毛穴が開き汗を沢山かきますが、寒い時は毛穴が閉じあまり汗もかきません。そのように陽性になればなるほど細胞が開き、陰性では閉まるのです。女性の体も月のリズムに合わせるならば、満月で月のものが来て、新月で排卵をするのです。

食べ物の旬はうまくできていて、その時期の体に適した作物が育ちます。例えば、暑いときには体を冷やすトマトや茄子など、寒い時には体を温める大根やゴボウなどがあります。作物も上記の表に当てはめてみると地上にできるか地下に出来るかで食べる時期を考えることができます。

これからの時期は体を温めるものを食べると、春のアレルギーが出にくくなります。つまり地下茎の根菜類を進んで食べると良いでしょう。ぜひお試しください。

- 特集 - 2016年1月発刊 Vol.100

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