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特集

インタビュー取材しました。

【Vol.103】 あなたの大切な人<プレマスタッフの場合>

投稿日:

がんばる地元の民間企業の社長の熱意に心打たれて

企業のWebサイトって作ったことに満足してしまいがちですが、
そこからどう運用していくのかが、重要です。

お客様に何を知ってもらい、どうやって買っていただくのか。

中小企業にもいいサービスがたくさんあるはずなのに、
声の大きい大手に隠れて日の目を見られないことも。

独立後は、そのサポートをしたいと思っています。

地元の民間企業のサポートをしてそれぞれの力を大きくしたい

去年、中川社長にとある被災地に連れていっていただきました。

諸事情により震災の復興費用が降りてこないため、支援がない状況。

そこで、地元の民間企業が立ち上がり、除染作業を含め、
自分たちの手で地域を何とか復興させようとしておられました。

中川社長はガイガーカウンターを提供するなどして、
その企業をサポートしていたのです。

震災から4年(当時)。

これからのことを熱く語っておられる民間企業の社長を見て、
やっぱり当事者の気持ちは全く違うんだなと。

「自分たちでなんとかしなきゃ」というパワーは、
僕らとの温度差を感じました。

もともと独立願望はありましたが、最後の決意は、
その民間企業の社長さん、そして、出会わせてくれた中川社長にあります。

会社の中で手伝うのか、会社を出てサポートするのか。

出身が仙台なので、震災のときからずっとモヤモヤしていたのですが、
それをきっかけに「今しかない」と感じたのです。

全国の企業を対象にしたいと思っていますが、
やっぱり地元が好きなので、地元に貢献したいと思います。

個人でできることは知れています。

そうではなく組織的なサポートや、また資金面での支援が必要。

そのために自分の立ち位置を変える決意をしました。

僕の武器はWeb制作ですが、やりたいことはWeb制作ではありません。

ビジネスモデルによってWebが効果的ではないと判断した場合は
「作らない方がいい」と伝えるかもしれません(笑)。

Web制作に留まらず、人と人をつなげて
大きな力になれるようにサポートしたいと思っています。

制作・デザインチーム デザイナー
岡田 陽樹

2012年入社。2月24日付で退職し独立。
「地元、仙台にはメジャーな会社があまりなさそうなので、
いつか地元の人が自慢にできるような会社が生まれたらいいなと思っています。
そのサポートができたらうれしいですね」。

自分を成長させてくれたのは仲良しではなく「敵」だった
本来のマクロビを広めたい!強い思いから会社と対立

学生時代にマクロビオティックの創始者である桜沢如一の著書
『無双原理』を読んだのが、この業界に興味を持ったきっかけです。

僕らは団塊の世代の少し下で、「しらけ世代」と呼ばれていました。

大学には全共闘出身の教員や、フェミニストの社会学者もいました。

僕も反戦・反原発運動に関わりましたが、
解決軸の一つが「食」だと思っていましたし、
大学に玄米食のサークルもありました。

『無双原理』の内容は、とても腑に落ちましたね。

マクロビオティックを実践し始め、もっとマクロビを学びたいという思いから、
自然食のメーカーに就職。主に商品開発に携わってきました。

でも、実際に就職してみると、理想と現実は違いました。

無双原理の思想とは関係のないビタミン系のサプリメントを主力商品とするなど、
疑問に感じることや理不尽だと感じることが多々あったんです。

「本来のマクロビオティックを広めたい」という強い思いがありましたし、
夢を持った新入社員のためもあって、
やがて、僕は会社と対立するようになります。

当時は、その企業の社長のことを敵とみなしていました。

会社が変わるか、僕がやめるかという思いで闘っていましたし、
夜中に仕事を終えてから、桜沢先生の弟子をお呼びして、
みんなで勉強会をすることもありました。

結局、会社は分裂。

社長を含む何人かは辞めることになりました。

「今」が変わった瞬間に過去はオセロのように変わる

ところが不思議なことに、今、振り返って考えてみると、
誰が一番自分を育ててくれたかというと、
それは、仲良しではなくて「敵」なんですよね。

「大変な目に遭わされた」と思っていた人が、今思うと、
自分を成長させてくれていた人だということがわかるのです。

争い合った社長ですが、実は、その数年後、
別の職場で一緒に仕事をすることになります。

もちろん昔のことは、お互いに一切何も言いませんでした。

彼は、そのころにはマクロビオティックを広めるために一生懸命になっておられ、
僕も彼に対して心から敬意を持っていました。

亡くなる前、他のスタッフもいる前で「自分はもうじき逝きますが、
後のことは岸江がいるから、私は安心して死んでいける」
と笑顔でおっしゃったんです。

本心はわかりませんが(笑)、お互いにいい時間を過ごせました。

その社長が一番好きだった言葉が「一燈照隅」。

実は、プレマの15周年で企業理念が話題のときに、
中川社長が好きとおっしゃった言葉が「一燈照隅」だったんです。

これには驚きました。

現在、プレマでは商品を売るということを通して、
「マクロビオティックを広めていく」ということをさせていただいます。

原点回帰というか、本当に不思議なご縁です。

「今」が変わった瞬間に、過去がオセロゲームのように、
つながったりひっくり返ったりする。

プレマに入社して3年。内情もわかってきて、
落ち着いて全体を見られるようになりました。

今では過去にマイナスに思えたいろいろなご縁を、
非常にありがたいと感じます。

きっと、自分が意図してできるご縁ではないんですよね。

経営企画室 企業様コンサルティングセクション
岸江 治次

自然食・健康食系のメーカーを数社経て、2011年入社。
企業向けの営業や、商品開発に携わる。
「マクロビオティックを広めたいという熱意のために敵対視していた人が、
年を重ねていくにつれ、実は恩人だと気づきました」。

久しぶり!の空白の時間を感じない素のままで心地よく過ごせる人
好きなものに囲まれて暮らしたいという思いで商品開発

ボストンで暮らしていたときに、マクロビオティックやヨガに出会いました。

日本に帰国して気づいたのは、調味料など、
日本のスーパーマーケットに売っている商品の品質が
いかにいい加減かということ。

自分が求めているものが見つからないと探し始めて、
プレマにたどり着きました。

「こういうものがあったらいいな」をプレマシャンティの仲間にお誘いしています。

販売するという目線から交渉はしますが
「自分が使いたいと思えるかどうか」が、軸としてあります。

そして、「一緒に仕事がしたい!」と感じた方々と、
プレマシャンティを育てています。

プレマシャンティは、私の子どもたちなのです。

会えなかった時間の空白ごと受け入れ合えるつながり

「大切な人」という言葉の概念が、私には曖昧です。

祖母の受け売りですが、出会いも別れも神様が決めることだと思います。

好き嫌いはあります。

でも、「好き嫌いは作るものじゃない。
なぜなら出会った人はみな、自分に何かを教えてくれる人。
嫌いな人に限って、自分の嫌な一面を持っていて、
それを見せてくれているんだよ」と、祖母に言われてきましたし、
「人の運がいい」とも言われてきました。

確かにどの出会いも「この人のおかげで、今の私がある」という自覚があります。

きっと「大切な人」は、特定のひとりではありません。

私には家族のようにかわいがってくださる人が、国内外の各地にいます。

例えば、Tシャツ2~3枚だけの荷物でふらりと訪ねていっても
受け入れてくださるし、私もその方が来たら受け入れます。

そのなかには、中島デコさんや、鈴木草千さんなど、
私にマクロビオティックの楽しさを教えてくれた人もいらっしゃいます。

仮に「記憶に残る人」「会えなかった時間の空白を感じない人」
という意味で捉えるとしたら、私のまわりにたくさんいます。

その出会いは、マクロビオティックのカンファレンスだったり、
友達を介してだったり、日常生活のなかにあります。

彼らと一緒に喜び、一緒に悲しみます。

かっこつけるのはやめて、素のままで話をして、
ご縁がある人とうまくやっていけたらいいのではないかと思っています。

経営企画室
横山 奈保

企業のプロジェクトマネージャーを経て、2011年入社。
立ち上げからプレマシャンティに携わる。
英語の先生の「語学は窓です。 一つも窓がない部屋か、窓があって光が入ってくる部屋か、
どっちの部屋に住みたいですか?」の言葉で留学を決意。

- 特集 - 2016年4月発刊 Vol.103

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