長男の運動会も終わり、幼稚園の大きなイベントは残すところクリスマス発表会だけになりました。日々出張が多く忙しくしている夫は、今年の運動会には参加することができませんでした。特に震災以降はあちこちと遠方へ出張することが多く、ほとんど家にいません。
そんな日々の中、三歳と一歳の息子二人とわたしとでお風呂に入っていたときのことです。
長男:「おかあさん、おとうさんいつかえってくる?」
わたし:「金曜日に帰ってくるよ」
長男:「そうなんか-。おかあさん、おとうさんがいないのさみしい? なきそう? みずきくん(次男)は、“さみしいよ~、おとうさんにあいたいよ~”っていっているね」
わたし:「そうね~。おとうさんがいないと、さみしいね。けいと(長男)もさみしいでしょう?」
長男:「けいとくん、さみしくないで。おにいちゃんやから。おかあさんとみずきくん、まもるんやで。つよいからな」
こんなことを長男がいいだして、びっくりしてしまいました。とりたてて、日頃から「おにいちゃんだから○○しなさい」とはいっていないのですが、いつの間にやら“おとうさんがいない間は、僕がおかあさんと弟を守るんだ”という思いが芽生えていたようです。なんとも頼もしいかぎりです。
そういえば、長男がまだおなかにいた頃、わたしたち夫婦の友人が「絶対に男の子だわ。はつきさんを守る男の子が生まれるって確信できるわ」といっていたことを思い出しました。なるほど、その通りになったということでしょうか。
このことを出張先の夫へメールで伝えると「すごいね、守ってもらったほうがいいね」との返信。年末までスケジュールがびっしりで家を空けざるをえない夫ですが、きっと安心してあちこち飛び回ることができるでしょう。
でも、そんな思いが長男にあるのならば、習い始めた合気道の道場で先生と鬼ごっこばかりせずに、少しは練習をして欲しいな、と思う母です。