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今さら聞きにくい「よく聞く言葉」を詳しく解説します

カロリーはどこまで 気にするべき?

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最近、長年の食べ過ぎを改め、腹八分目を心がけるようにしています。基本的には自分の空腹感を基準にしているのですが、カロリーについてもきちんと調べるべきでしょうか。(健康第一が今年の目標!40代会社員)

 

A.カロリーもあくまでひとつの尺度。

答える人  プレマ株式会社 お客様コンサルティングセクション 岸江 治次

そもそもカロリーとはなにかというと、水1グラムの温度を1℃上げるために必要なエネルギーのことです。つまり、もともとは食事と関係のない熱力学的な単位です。しかし、人間は1日にどのくらい食べれば健康的に生きられるのかという科学的な研究の結果、ひとつの尺度とされる単位でもあります。

一般的に、人間が健康に生きるために1日に食べ物から摂取すべき最低限のカロリーは、成人男性で2000キロカロリー、成人女性で1800キロカロリーといわれます。2000キロカロリーがどのくらいかと考えると、たとえば、6枚切りの食パンは1枚60グラム、158キロカロリーなので、約12枚で2000キロカロリーになります。ご飯はお茶碗一杯が約160グラム、269キロカロリーなので、約7杯で2000キロカロリーです。また、成長期の子どもは大人よりも必要なカロリーが高く、1日に2200キロカロリーが必要といわれます。

カロリーという考え方が生まれたのは、人類がその誕生から長い間、飢えと戦ってきたことが影響しています。人類の歴史を振り返ると、「食べること=生きること」という時代のほうが長いわけです。だからこそ、最低限このくらい食べれば健康に生きられるという、カロリーという尺度が出てきました。ただ、これはひとつの尺度にすぎません。1日2000キロカロリーというのもあくまでも科学的に出された平均値で、それほどカロリーを取らなくても健康に生きている人も多くいます。私たちの体はそれぞれ、身長も、体重も、活動量も違います。そうした一人ひとりの違いに応じた食事を選ぶことが、健康の近道といえます。現代の日本においては、食べ過ぎが原因で不調をきたしている人も多いので、食事は腹八分目にして、空腹感を基準に食べる量を考えるというのもひとつの考え方です。

栄養学的には、ただカロリーを摂取するのではなく、「PFCバランス」といわれる、タンパク質・脂質・炭水化物の三大栄養素のバランスが重視されています。2015年に厚生労働省が発表した日本人の食事摂取基準では、1日の摂取カロリーのうち、タンパク質が13~20%、脂質が20~30%、炭水化物が50~60%というバランスが示されています。なお、タンパク質と炭水化物は1グラム4キロカロリー、脂質は1グラム9キロカロリーです。伝統的な和食はだいたいこのバランスになり、日本人に合ったバランスといわれています。

マクロビオティックでは、カロリーについてはあまり気にせず、なにを食べるべきかを、歯から判断します。人間の場合、肉を食べるための犬歯が4本、野菜を食べるための門歯が8本、穀物を食べるための臼歯が20本あります。この歯のバランスから考えると、人間にとっての最適な食事バランスは、肉が12.5%、野菜が25%、穀物が62.5%ということになります。日本人が米、つまり穀物を食べる量は50年前に比べると半減しています。マクロビオティックの考え方に基づくと、健康に生きるためには、穀物を主体として、肉や野菜は添え物としてバランスを取ることをおすすめします。

なにを食べるべきかという話を考えたときに、結局のところ私たちは生命(いのち)を食べて生きているのであり、今の人間が自然環境に本当に適応しているのか、広い意味で考えていきたいところです。カロリーを気にし過ぎるのもそうですが、食べ物が自分になにを与えてくれるのかということばかりを意識するのではなく、人間が自然に対してどう良い影響を与えるのかということを考えるのも、大切だと思います。

- 基本のき - 2019年7月発刊 vol.142 -

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