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今さら聞きにくい「よく聞く言葉」を詳しく解説します

プラントベースってなに?

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健康に良い食べ物についていろいろ調べていると、最近、「プラントベース」という言葉を見かけます。これはどういったものなのでしょうか? ヴィーガンなどとは違いますか?(流行りものに弱い40代会社員)

 

A.未精製の穀物+野菜を食の主体とすること

答える人  プレマ株式会社 お客様コンサルティングセクション 岸江 治次

「プラントベース」は、最近、食のトレンドとして見かける言葉です。文字通り、「プラント=植物」「ベース=主体」で、植物主体というのが本来の意味です。この言葉の発端となったのが、栄養学の研究で世界的に有名なアメリカのコーネル大学で、栄養学の世界的権威として知られるコリン=キャンベル博士です。コリン=キャンベル博士は、植物性タンパク質と動物性タンパク質が人間の体におよぼす影響について数々のフィールドワークをおこなっています。そのなかで一番有名なのが、「チャイナ・スタディー」です。これは、中国のある村の人の食生活を長年研究して、栄養学的になにを食べるのが人間の健康に一番良いかを突き詰めたものです。これらの研究を基にした博士の著書で有名なのが、日本語訳もされた『チャイナ・スタディー 葬られた「第二のマクガバン報告」』です。

1970年代、アメリカでは肉食過多による肥満と、それによるガンなどの病気が増えていました。そこで、アメリカ政府は世界の食事情を調査して、健康で長生きができる食生活を探ろうとしました。その結果、動物性タンパク質を多く摂るアメリカ人の食生活を、いわゆる和食、日本型食生活に切り替えると良いという結論に至ります。この調査を担当したのが、当時、アメリカの上院議員だったマクガバン議員で、その調査レポートが「マクガバンレポート(マクガバン報告)」と呼ばれました。このレポートに基づいた食生活を推奨したことで、アメリカではガンなどの病気により死亡する人が減少しました。これが「第一のマクガバンレポート」です。「第一のマクガバンレポート」はアメリカ政府が認めて発表したものですが、「第二のマクガバンレポート」は、日本語訳で「葬られた」と形容されているように、公になっていません。その内容は、コリン=キャンベル博士が、数々の研究の結果を栄養学の最新の見地としてまとめたもので、動物性タンパク質はガンを生み出すという結論になっています。しかし、アメリカは肉を海外に輸出することで利益を得ているという事情があり、「第二のマクガバンレポート」はアメリカ政府にとって都合が悪いものでした。そのため、公にされなかったのです。

日本はアメリカとは逆に、1970年代から肉の消費量が増え、現在に至るまで、ガンも増え続けています。一方、肉を多く食べてきた欧米では、動物性タンパク質を一切口にしないヴィーガンが急増しています。ヴィーガンには、食生活だけでなく、身につけるものもシルクやウールなどの動物から搾取したものを使わないなど、思想的なところがあります。そのために極端なイメージをもたれることもあり、徹底的に動物性を排除するというより、基本を植物性にしようという意味で「プラントベース」という言葉を使う人が増えています。

植物性主体の「植物」は「穀物+野菜」です。これにより人間の健康に必要な栄養素がほぼ摂れることが、コリン=キャンベル博士の研究で証明されています。ただし、穀物は精製すると栄養素がそぎ落されるため、まるごと食べる必要があります。これを「ホールフード」といいます。プラントベースにはホールフードが不可欠なのです。また、プラントベースの植物とはあくまでも自然のもので、自然に蓄積されるミネラル(鉱物)は別として、同じ鉱物でも石油から人工的に作った化学的な物質を含まないことも必要です。そういった意味で植物性主体かつホールフードであること。これが栄養学的に人間の健康にとって良いものであり、食のトレンドとなっている考え方なのです。

- 基本のき - 2020年4月発刊 vol.151 -

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