累計122万件出荷!自然食品・自然療法・エコロジー・らくなちゅらる提案サイト

基本のき

今さら聞きにくい「よく聞く言葉」を詳しく解説します

Q.家畜の飼料って どんなもの?

投稿日:

らくなちゅらる通信を読んで「人間は食べたものでできている」ということが気になり始めました。私たちが普段食べる肉も同じですよね?
そもそも豚や牛ってどんなものを食べているのですか?(京都市・食にこだわりはじめた30代)

A.草と穀物だが抗生物質や遺伝子組み換えの問題も

答える人  岸江 治次

家畜といえば代表的なのが鶏・豚・牛です。鶏の場合は肉用と卵用、豚は肉用、牛は肉用と牛乳を搾る用というように分かれています。家畜も人間と同じ生き物ですから、食べるものはあまり変わりません。与えられる飼料、いわゆる「餌」は主食と副食に分かれます。まず主食はどんなものがあるかというと、粗飼料といわれるものです。主に「草」です。というのも、鶏も豚も牛も基本的には草食動物だからです。生えている青い草、採って乾燥させた状態の草、発酵させた状態の草、主にこの3つを与えています。そして、副食、いわゆるおかずは濃厚飼料といいます。とうもろこし・大豆・麦・米ぬかなどの穀物です。これだけでは栄養のバランスが悪いので、人間と同じくビタミンやミネラルを補給します。粗飼料の草をきちんと食べて、質の良いものを摂っていればビタミンやミネラルも補えるのですが、餌として与えていてもなかなか栄養が行き届きません。ほかにも海藻などいろいろとカルシウムを添加して栄養のバランスをとっています。私たち人間はそれらが吸収された肉を食べているわけですから、家畜が食べた草や穀物を摂取しているということになります。そのため大きな目で見ると、肉食といいながら、実は、大豆やとうもろこしなどが転化したものを摂取しているともいえるのです。

 

それだけでは家畜にも私たちにも影響はなさそうですが、家畜の育てられ方によるもので、いくつか問題点があります。まずは鶏です。養鶏場の都合で、早く成長させるために品種改良され、通常の三分の一の期間で成長する鶏がいます。さらに成長ホルモンまで投与する場合もあります。また卵を早く産ませるために狭いところや暗いところで育てられ、ストレスで病気になり抗生物質を投与されることも多々あります。

 

次に、豚の場合。豚は土を食べてその中の栄養を摂ることもあるような、何でも食べる雑食といわれています。しかし、そのため残飯を餌にされるケースが多くあります。以前、大量に廃棄されたコンビニなどのお弁当を餌として与えたところ、それを食べた豚から奇形の豚がたくさん産まれたと話題になりました。豚も人間も生き物はみんな一緒で、食べたことのない科学的な物質を食べてしまうといろいろな幣害が起きてしまう可能性があるのです。さらに豚は、母親の産道を通過する段階で豚特有の菌を持ってしまいます。そのため、豚に抗生物質は必須なのです。菌に汚染されない豚を開発しているところもあり、抗生物質を使わない豚肉が存在するといいますので、調べてみる必要はありそうです。

 

そして牛は、鶏と同じようにやはり狭いところに閉じ込められて育てられることがほとんどです。その場合、草やとうもろこし、大豆、麦を合わせた配合飼料に抗生物質や成長ホルモンを投与した餌を与えられます。配合飼料のなかのとうもろこしや大豆は、すべて遺伝子組み換えです。私たちが普段食べて「おいしい」と思うようなものではなく、とにかく家畜を大きく育てるために量が取れればいいということで、不自然に栽培されたものを使っています。そのため遺伝子組み換えから逃れることはできません。良識ある養鶏場や養豚場の方、酪農家さんは自家配合できちんと餌を選んで育てているところもあります。そのような餌で育ったものを選ばれるようにすると良いですね。今は情報をいろいろ調べることができますので、なるべく安心で安全なものを調べ、ご自身で判断してみてください。

 

草や穀物は家畜に与えることによってたくさん消費されますが、本来、穀物は人間にとっても必要なもの。肉を食べることによって間接的に摂取できるともいえますが、南米やアフリカなどで食糧に困っている人たちがいる現状を考慮すると、家畜に与えず、直接、彼らに行き渡らせることもできるはずです。私たちが肉をたくさん食べることによって多くの穀物が失われているというのが現実であることも、今の情報社会のなかでは知っておくべき問題といえるでしょう。

- 基本のき - 2018年5月発刊vol.128

今月の記事

びんちょうたんコム

累計122万件出荷!自然食品、健康食品、スキンケア、エコロジー雑貨、健康雑貨などのほんもの商品を取りそろえております。

びんちょうたんコム 通販サイトへ