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今さら聞きにくい「よく聞く言葉」を詳しく解説します

グルテンフリーってなに?

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海外の美容健康情報をチェックしていると、最近よく「グルテンフリー」という言葉を聞きます。具体的にグルテンフリーってなんなのでしょうか?どんな効果があるのでしょうか?(流行が気になる会社員)

 

A.グルテンフリーとは、小麦を含む食品をやめること。健康に良い影響があるとされています。

答える人  岸江 治次

グルテンは小麦に含まれるタンパク質のこと。グルテンフリーとは、小麦が含まれる食品を取らないことです。
グルテンフリーは、もともとセリアック病や小麦アレルギーの人のための食事から始まりました。セリアック病は、小麦のタンパク質が体に入るとアレルギー反応が起こり、免疫が腸を攻撃して粘膜に穴が開き、そこから毒素が血液中に流れ込むという重い病気です。
そんなグルテンフリーが一般的になったのは、男子プロテニスプレイヤーのジョコビッチ選手がきっかけです。ジョコビッチ選手は、かつて大会でなかなか優勝できず、成績が伸び悩んでいた時期がありました。そんなときにグルテンフリーを実践したところ、心身ともに調子が上がり、数々の大会で優勝するようになったそうです。このことがきっかけで、「グルテンフリー」が一気に世界に広まったのです。

欧米では今、小麦の含まれないグルテンフリー食品を求める人が急増しています。パンなどの小麦食品に慣れ親しんできた欧米の人たちが、グルテンフリーで健康になる理由として考えられるのが、小麦の品種改良です。小麦に限らず、人間は作物の収量を上げ、味を良くするために、交配による品種改良を繰り返し、原種から大きく変化した作物を生み出してきました。小麦では、グルテンの多い品種が生まれました。しかし今、人間の都合で作った品種が、健康に良くない影響を及ぼしたり、体質に合わなかったりしているのです。グルテンフリーで健康になるのは、これが理由と考えられます。

一方、日本の事情は少し違います。小麦は日本の風土にあまり適さない作物です。ただし、少量ながら昔から育てられていた小麦はあり、地粉と呼ばれます。しかし今、日本で食べられている小麦の大半は輸入されたものです。それは本来日本の風土に合わないものであり、また、収穫後、輸送のために使われる農薬や殺虫剤などの「ポストハーベスト」の問題もあります。日本でグルテンフリーを実践すると、そういった小麦を食べるのを止めることになります。そのため、心身の調子が良くなるということも考えられるのです。
私はマクロビオティックの料理教室をおこなっているのですが、そこには、アレルギーやアトピー、喘息持ちの方やそのご家族がよくいらっしゃいます。長年教室を続けるなかで気付いたのが、そういった方は、本人やお母さんがパン好きという確率がかなり高いのです。しかも日本では、パンというとパン屋さんのパンではなく、コンビニやスーパーで売っている袋入りのパンが大半です。それらのパンには、保存のためにさまざまな添加物が使われ、菓子パンには多くの砂糖が使われます。また、安く早く作るために、イースト菌の働きを促進させる砂糖を大量に入れたり、イーストフードというエサを与えたりしています。こういったものは、マクロビオティックでいう「陰性」、つまり体を冷やす性質をもちます。

体を冷やす陰性の食品を食べ続けると、腸が冷えて、腸内環境が悪化します。東洋医学では腸の状態は肺や皮膚に表れるとされています。腸内環境が悪化すると、それが肺に表れてせき込んだり、皮膚に表れて炎症を起こしたりするのです。これが喘息やアトピーの原因となります。また、腸は「第二の脳」といわれるほど、脳に影響を及ぼすといわれています。アレルギーになるくらい腸内環境が悪化しているときというのは一種の中毒状態で、脳が原因となる食品を食べることを止められないということも起こります。
小麦そのものに罪はないのですが、人間の都合で品種改良された小麦や、本来の風土に合わない輸入小麦、あるいは小麦から作られる添加物の多い加工食品が、健康に悪影響を及ぼすことがあるということです。それらを止めることで、心身の健康が改善する。グルテンフリーは、自分の健康をコントロールするためのひとつの選択肢なのです。

- 基本のき - 2019年3月発刊 vol.138 -

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