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基本のき

今さら聞きにくい「よく聞く言葉」を詳しく解説します

体を温める食材

投稿日:

冬になると体の冷えがひどくなるようになりました。マクロビオティックで体を温めるのに効果的な食材や、気をつけるべきことはありますか?
(30 代になり冷えがつらくなってきた会社員)

A.旬の食材と和食で腸から温めよう。

答える人  岸江 治次

マクロビオティックの基本として、「旬のものを食べる」という考え方があります。季節ごとの旬の食材は、暑い季節には体を冷やし、寒い季節には体を温めてくれます。しかし最近は、特に体を「温める」ことへの意識が高まっています。これは「冷え」に悩む人が増えているから。この冷えの問題について何年も前から警告されていたのが、安保徹先生です。安保先生によると、人間は体温が1度上がると免疫力が40%上がるそうです。逆に、体温が1度下がると免疫力が40%下がることになります。

現代日本人の平均体温の理想は、36度5分です。しかし最近の統計によると、日本人の平均体温は36度2分。ちなみに50年前の日本人の平均体温は36度8分~36度9分程度あったそうなので、この50年で日本人の平均体温は大きく下がっていることになります。つまり現代人はそれだけ免疫力が落ちていて、病気にかかりやすい状態になっているのです。ただし、理想の平均体温は人種によっても違います。たとえばフランス人の場合、理想の平均体温は37度2分です。これには食習慣の違いが影響しています。ヨーロッパの国は酪農がさかんで、昔から日常的に肉を食べてきました。肉は、マクロビオティックの陰陽でいうと極陽性の食材で、体温を高くする働きがあります。一方、日本人の伝統的な食習慣である和食は、植物性食材を主体としていますので、動物食に比べて体温が上がらないのかもしれません。

先ほどお伝えした通り、旬の食材を取っていれば、季節に合わせて体を冷やしたり温めたりすることが自然にできるはずです。しかし、現代人は夏に体を冷やしすぎる傾向があり、それも冷えの原因となっています。夏に体を冷やすのを「適度に」とどめることで冬の冷えに対処しやすくなるので、意識してみてください。冬に体を温める旬の食材は、大根やニンジン、ゴボウ、レンコンなど、土の中にある食材。陽性の食材には求心性と温める働き、陰性の食材には遠心性と冷やす働きがあるので、下に向かって生える根菜類などは求心性のある陽性、上に向かって生える果物などは遠心性のある陰性だと覚えておくと良いでしょう。そして動物と植物では動物のほうが陽性です。人間はそもそも動物ですから、陽性な存在ということになります。そのため、陰性である植物を主体とした食事により、健康のバランスを取りやすくなるのですね。

人間の体は、冷えると内臓を守ろうとします。寒い場所で手足が冷えたり、ときには凍傷になったりするのは、手足に送る血液を内蔵に回しているから。だから、体全体に血液をめぐらせるには、まず「お腹を冷やさない」ことが大切です。特に「腸」は重要。腸の温度が下がると、免疫力や自然治癒力が落ち、疲れやすく、弱い体になってしまうことがわかってきています。最近よく耳にする「腸内フローラ」や「腸内環境」を整えるためにも、腸を温めることが重要なのです。そのために、野菜だけでなく主食の米も意識して取ってください。白米より玄米のほうが陽性です。玄米には食物繊維が豊富に含まれていますから、これも腸内環境に良い影響を与えます。最近、「糖質制限」で米などの炭水化物を摂らないという人がいますが、砂糖などの甘味料の糖質と、炭水化物の糖質は分けて考える必要があります。炭水化物を食物繊維と一緒に摂ることで、いわゆる糖質の問題はクリアできます。逆に低糖質に走りすぎると、腸の環境を悪化させることもあります。

砂糖は陰性、塩は陽性です。塩を使った味噌や醤油などの調味料も、体を温める効果があります。味噌汁を毎日飲むだけでも、体は温まります。また、味噌も醤油も発酵調味料ですので、腸にも良い影響があります。

昔の日本人は、こういったことを生活のなかで自然と身に着け、受け継いできたのですが、最近は食習慣の変化によりその知識が失われつつあります。健康に関していろいろな情報があふれていますが、シンプルに日本伝統の食習慣を実践することが、健康にとって一番良いといえるでしょう。
に気がつくはずです。

- 基本のき - 2019年2月発刊 vol.127

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