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CHOICE するということ

体の中からきれいになる形成外科医が伝える医学部では教えない栄養学の話

鈴木形成外科院長/CHOICEオーナー&プロデューサー
日本形成外科学会認定専門医・日本レーザー医学会評議員
日本臨床皮膚外科学会理事・京都形成外科医会 会長
第1回ベジタリアンアワード企業賞受賞(CHOICE)

鈴木 晴恵 (すずき はるえ)

京都市出身。アジアにおいてレーザー治療をいち早く導入し、シミ、あざなどの数々の治療方法を確立。メディカルエステを考案、定義し、実践してきた。
仕上がりの美しい眼瞼下垂症手術に定評がある。3.11を機に「食」と真剣に向き合い、栄養学を突き詰めた結果、
最善の食事法はplant basedwhole foodsと気づく。クリニックに栄養外来を立ち上げる傍ら食のお手本を示すカフェ『CHOICE』開業。
大学生の娘の母親でもある。

未曾有の事故が教えてくれたこと

投稿日:

私は京都市の三条京阪で形成外科クリニックを開業しています。現在は、動物性の食材を一切摂取しないヴィーガンという食事法を実践し、薬に頼ることなく体調を整える指導をおこなう栄養外来を立ち上げ、何を食べたら良いのかというお手本を示すためのカフェ「CHOICE」をクリニックに併設しています。時には食や栄養の講演会や料理教室を開くなどの啓蒙活動もおこなっています。

食の安全とは結びつきそうにもない形成外科医が、なぜ、今に至ったのか。今回は、そのことについてお話しします。

クリニックでは、多くのレーザー治療を手掛けています。赤あざを治す、青あざを治す、黒あざを治す、黒子を取る、しみを取る、傷跡を取る、刺青を取り除く、脱毛をする、リフトアップ、タイトニング……レーザー治療のほかにも眼瞼下垂症をはじめとする瞼の形成手術が得意で、年間200例近くの手術をおこないます。症状を改善させるだけではなく、より美しく、ダウンタイム(施術してから回復するまでの期間)を少なくする方法としてメディカルエステを考案し、クリニックに併設して治療と連携させています。

3.11からライフワークが変わった

患者様の信頼を頂きながら忙しく診療をおこなっていたのですが、ある出来事がきっかけで治療にもっと必要な物があることに気づかされました。2011年の東日本大震災による原発事故です。未曾有の事故は、私に「食」を見直すきっかけをくれたのです。直後は娘を事故からできるだけ遠い沖縄に避難させました。海外の友人から入ってくる情報は、国内で報道されているものとは違いましたし、本気で外国に移住するように勧められました。そして、放射能汚染の心配がない食べ物を探し求めるうちに、「食」と「栄養」について、もっと深刻な問題があると気づいたのです。添加物や農薬の問題、乳製品や食肉がどのように作られ食卓へ届くのかということです。

身体にとって一番良い食べ方とは何だろう?と考えるようになり、有名な栄養学の先生の勉強会に行ったり、学校に行ったり、料理法を勉強したり、とにかくいろいろな考え方を勉強しました。そしてローフードや発酵食を多く摂るプラントベースドホールフーズの食事法が人と環境にとって一番だという結論に行きついたのです。

治療結果に差が出る理由

栄養学を猛勉強した結果、臨床に生かせる事がたくさんあることに気がつきました。同じようにシミの治療をしても、すぐに良い結果が出る患者様と、そうでない方がいらっしゃる。それが個々の健康状態の違いによると考えると、いろいろなことが腑に落ちました。医学部では栄養学を深く学ぶ機会がありませんので、治療結果が個人の栄養状態に左右されるということを知っている医師は少ないと思います。身体は自分の食べた物でできています。ウエルネス(真の健康)は、正しい食生活によって叶えることができます。海外の意識の高い医師たちの間ではプラントベースドホールフーズの食事法によって、病気を予防するだけでなく治療するという考え方が浸透しつつあります。さまざまな疾患を対症療法ではなく根本から治すには、食生活を正すことが最も重要です。

震災による取り返しのつかない事故がきっかけでしたが、学んだ分子栄養学の考えを元に栄養状態の分析をおこない、皮膚だけでなく体の中から全体を診ることができるようになったおかげで、以前より早く良い結果を得られるようになりました。手術の患者様には抗生剤を極力使用せず、高濃度ビタミンC点滴やサプリメントで免疫力を上げることで感染予防をおこないます。食生活の指導をして栄養素の過不足を修正してから手術をおこなうようになってからはさらに良い治療結果を得ることができるようになりました。

こう書いてしまうと、順調に栄養学を習得し臨床に応用できたようですが、私自身の身体一つを取ってみても本当にいろいろな事がありました。そのことについては、次回以降にお話ししたいと思います。

 

鈴木形成外科院長/ CHOICE オーナー
日本形成外科学会認定専門医・日本レーザー医学会評議員
日本臨床皮膚外科学会理事・京都形成外科医会 会長
第1回ベジタリアンアワード企業賞受賞(CHOICE)

鈴木 晴恵(すずき はるえ)

京都市出身。アジアにおいてレーザー治療をいち早く導入し、シミ、あざなどの数々の治療方法を確立。メディカルエステを考案、定義し、実践してきた。
仕上がりの美しい眼瞼下垂症手術に定評がある。3.11を機に「食」と真剣に向き合い、栄養学を突き詰めた結果、最善の食事法はplant basedwhole foodsと気づく。
クリニックに栄養外来を立ち上げる傍ら食のお手本を示すカフェ『CHOICE』開業。
大学生の娘の母親でもある。


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075-752-1533 http://haruesuzuki.com(完全予約制)
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- CHOICE するということ - 2017年10月発刊 vol.121

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