累計122万件出荷!自然食品・自然療法・エコロジー・らくなちゅらる提案サイト

CHOICE するということ

体の中からきれいになる形成外科医が伝える医学部では教えない栄養学の話

鈴木形成外科院長/CHOICEオーナー&プロデューサー
日本形成外科学会認定専門医・日本レーザー医学会評議員
日本臨床皮膚外科学会理事・京都形成外科医会 会長
第1回ベジタリアンアワード企業賞受賞(CHOICE)

鈴木 晴恵 (すずき はるえ)

京都市出身。アジアにおいてレーザー治療をいち早く導入し、シミ、あざなどの数々の治療方法を確立。メディカルエステを考案、定義し、実践してきた。
仕上がりの美しい眼瞼下垂症手術に定評がある。3.11を機に「食」と真剣に向き合い、栄養学を突き詰めた結果、
最善の食事法はplant basedwhole foodsと気づく。クリニックに栄養外来を立ち上げる傍ら食のお手本を示すカフェ『CHOICE』開業。
大学生の娘の母親でもある。

明らかになった動物性タンパクとがんの関係

投稿日:

昨年T・コリン・キャンベル博士との共著書『低炭水化物ダイエットへの警鐘』を上梓した話を先月号に記しました。第1部はT・コリン・キャンベル博士の「The Low-Carb Fraud」を原文に忠実に完訳したもので、今、大ブームになっている「糖質制限」の危険性について書かれています。第2部は私が症例を示しながら加筆しています。

実験結果が示すもの

T・コリン・キャンベル博士らは、発がん物質のアフラトキシンでがんを形成しておいたネズミを2つのグループに分け、それぞれ5%の低タンパク食と20%の高タンパク食を与え、がん病巣の成長を観察する実験をおこないました。すると、低タンパク食のグループでは病巣は減少し、高タンパク食のグループでは病巣は成長しました。病巣は、低タンパク食に切り替えると減少し、高たんぱく食に切り替えると成長したそうです。
実験に使われたタンパク質は牛乳の主要タンパク質カゼインで、小麦の主要タンパク質グルテンや大豆タンパクではがんは成長しませんでした。この実験は25年以上にわたっておこなわれ、実験結果は1970年から1990年代にわたり多数の論文で報告されています。

植物由来のホールフードでがんを克服した症例

食と栄養に携わるようになってから、末期がんから生還した人たちに多く出会うようになりました。その人たちにはみな、根本的に食生活を変えたという共通点があります。

例えば、本の第2章症例1で紹介した日本人男性は49歳のとき、胸腺転移のある肺がんで余命6ヶ月、治療すれば1年半の命と宣告されます。入院待ちの間に甲田療法の食事を学び、実践しながら放射線治療と抗がん剤治療を並行して受け、退院後も厳密に食事療法を実践した結果、余命宣告されてから3年の月日を過ごせました。

しかしその後、食生活が乱れがちになります。野菜は食べているものの週の半分は魚か肉を食べ、飲酒も時々するようになっていたある日、首の右側に固いこぶのようなものがボコボコとできていることに気づいたそうです。がんの再発でした。男性はハイパーサーミアという温熱療法と抗がん剤治療を受けながら厳密なPBWF(植物由来のホールフード)の食事療法をおこなったところ、6ヵ月後再発したがんは消失したそうです。

そして、がんの宣告を受けてから5年以上経過したころ息子の結婚が決まり、お祝いの席などで海産物やアルコールを摂取したことがきっかけで再度食生活が乱れたそうです。右肩にこぶができている事に気づき、すぐに京大病院を受診しますが、手の施しようがないので自宅かホスピスどちらで最期を迎えるかの選択を迫られました。男性はすぐに厳密なPBWFの食生活に戻してがんを消失させ、その後11年間食事でがんをコントロールし続け、66歳の今もお元気に活動されています。主治医は「がんがいつのまにか消えた」と言うそうですが、それは医師側からの見解で、ご本人はがんを食事でコントロールできる感覚があると言います。それはまさにT・コリン・キャンベル博士の実験結果と合致するのです。

では、がんを消失させたPBWFは子どもたちやアスリートなどの健康管理にも良いのかどうか? 次号以降で、ご紹介したいと思います。

 

鈴木形成外科院長/ CHOICE オーナー
日本形成外科学会認定専門医・日本レーザー医学会評議員
日本臨床皮膚外科学会理事・京都形成外科医会 会長
第1回ベジタリアンアワード企業賞受賞(CHOICE)

鈴木 晴恵(すずき はるえ)

京都市出身。アジアにおいてレーザー治療をいち早く導入し、シミ、あざなどの数々の治療方法を確立。メディカルエステを考案、定義し、実践してきた。
仕上がりの美しい眼瞼下垂症手術に定評がある。3.11を機に「食」と真剣に向き合い、栄養学を突き詰めた結果、最善の食事法はplant basedwhole foodsと気づく。
クリニックに栄養外来を立ち上げる傍ら食のお手本を示すカフェ『CHOICE』開業。
大学生の娘の母親でもある。


鈴木形成外科 C H O I C E
〒605-0009 京都市東山区大橋町89 -1 鈴木形成外科ビル
075-752-1533 http://haruesuzuki.com(完全予約制)
075-762-1233 http://choice-hs.net

- CHOICE するということ - 2018年2月発刊 vol.125

今月の記事

びんちょうたんコム

累計122万件出荷!自然食品、健康食品、スキンケア、エコロジー雑貨、健康雑貨などのほんもの商品を取りそろえております。

びんちょうたんコム 通販サイトへ