癒しという特効薬「愛しのペット」
「おうっ、今日はかわいいワンちゃん連れてるやんか」
「そや、オレの次男のミニチュアダックス『ラビちゃん』や」
「ホンマにお二人ともニコニコして楽しそうですなあ」「仕事の関係で初めて飼ったんやけど、かわいい~でえ。もちろんペットは好き嫌いという前提があって、大変なこともあるけど、家の雰囲気まで変わって、今ではこのコがおれへんことが考えられへんわ。ま、まったく家族やな、家族」「ラビちゃんも、幸せですって顔してるわ、ホンマ」
「そんで今日話ししたいんは、そのかわいいって思う心が癒しになって、飼い主の免疫力まで上げてしまうということなんや」
「ホンマか、それは」
「うん、欧米ではペットによる癒しの研究が盛んで、カナダの大学では高齢者でペットをかわいがってる人は、飼ってない人に比べて病院に行く回数が19%、入院日数が38%も少ないというデータも出てるんや。 つまり、会話が増え、ストレスや孤独感の軽減につながり、ペットとふれあうことで、笑いや勇気というプラスの精神がうまれ、結果として免疫力が高まるんやて」
「へえ~、すごいな、それは。オレもペット飼おうかなあ」
ペットも襲う生活習慣病の原因
「この前、有名な獣医さんの塩田眞先生のところへ行ってきたんや。仕事の関係もあって、仲良くお付き合いさせてもらってるんやけど、ワンちゃんネコちゃんにもガン・心臓病・ヘルニア・アトピーなんか、人間にあるほとんどの病気があるねんて。それが人間同様に増えてきてるそーや」
「ホンマか、人間といっしょなんや」
「一番飼われてるワンちゃんの屋内犬の比率が6割になって、散歩に連れていかないとか虐待とかでストレスが大きな原因になってるんや」
「これまた、人間といっしょ」
「塩田先生曰く、ペットもきびし過ぎても甘やかし過ぎてもダメで、それによって免疫力が違ってきます。ペットの方が雰囲気には敏感で、同じ症状のペットに同じ薬を与えても免疫力の差から効き目が全然違います。人間に対してと同じで、何よりも『愛情』が大切です」
地球上で一番勝手な生き物
「ペットからでも『ストレス』の勉強ができるんや。それで、人間ってつくづく勝手な動物やと思うわ」
「なんでやねん」
「考えてみーや、ペットから『癒し』のプレゼントをもらってるのに、環境的に精神的に肉体的にペットにストレスを与えてる人がいるねんで。あげくの果てに、年間何万頭のワンちゃんが捨てられてるねんで。あと、飼い主のマナーの問題も起きてるし」
「なるほど、癒されといて、ストレスを与えることで気分転換するなんて、とんでもない話やなあ」
「それと社会のマナーは守らなあかん。こんな話してたら、人間社会の話をしてるみたいで、変な気持ちになってきたわ。それと、オレはペットはつくづく『天才』やと思う」
「エッ、いきなり、なんやねん?」
「うん、ペット達は『かわいくしよう』『癒してあげよう』なんて、これっぽっちも思ってない。ただ居るだけで『癒し』になるねん。人間も含めて、こういうのを『天才』と言うのとちゃいますか」
癒しをまとう♪ ペット用も。寝具、カーペット、ルームシューズ、目・肩・腰にも。 |
執筆 プレマ株式会社 企業様コンサルティングチーム 山口 勝弘 |