累計122万件出荷!自然食品・自然療法・エコロジー・らくなちゅらる提案サイト

特集

インタビュー取材しました。

【Vol.78】「食」の備蓄、 備えあれば憂いなし!/女性力アップ 月経が楽しく、ラクになる!第二回

投稿日:

東日本大震災から3年。まだまだ解決されない問題が多く残るなか、関東地方でもいつ大地震が起こってもおかしくないといわれています。いざというときに命をつなぐ「食」の備蓄について、改めて考えてみませんか?

災害時だからこそきちんと食べたい

 2011年3月11日の東日本大震災時、都内では直接的な地震の被害に加えて、街にあふれる帰宅困難者、食品や水、トイレットペーパーなど日用品の買い占め行動などが問題になりました。南関東では今後30年以内にM7級の地震が起きる可能性が70%程度とされています。3・11当時、あれだけの混乱があったのですから、関東を震源とした大地震が起きれば、さらに大きな混乱が予想されます。
 建物が壊れたり道路が寸断されたり、けがをしてしまったり、家族と会えなかったり……精神的にも追い込まれることが考えられます。そうした状況のなかでさらに食べ物が不足していれば、体も動かなくなるし、頭も働かず、必要以上に感情的になってしまうことも……。食や日用品などの備えがあれば、心の余裕も保ちやすくなるかもしれません。
 そこで今月は、改めて「食」の備蓄に注目し、見直すためのアイデアをご紹介します。何を備蓄するべきか考えるきっかけになれば幸いです。基本の上に、それぞれの必要に応じたアレンジを加えてみてください。

循環備蓄のすすめ
 まず一番大事なのは水です。一般的に水はひとり1日3リットル必要だといわれています。災害時は3日ほどで公的な援助が動き出すという考えに基づき、最低限3日分の水、そして食品も準備しておくべきといわれています。しかし3・11の震災のように予想以上に被害の大きい場合もあります。大事に備え、できることなら1週間分は準備しておくと安心です。
 東日本大震災では、冷蔵庫にあったものや、多めに買っておいた食べ物で食いつないだ、という方もいらっしゃったようです。この体験に基づき、日持ちしやすい根菜類をいつもきらさずに買い足しておくとか、保存期間の長い乾物やお米などを多めに用意しておくなどするのもいいかもしれません。日常の食生活のなかで備蓄し、食品を循環させていくこうした方法は「循環備蓄」とも言われ、いざというときにとても役立ちます。
 災害時に食べ慣れたものを口にすることができれば、普段の生活との落差が少なく、精神的なダメージも少なく過ごせます。「災害時のため」と日頃の食品とわけて備蓄した長期保存食品は、気付けば賞味期限が切れていて食べられなくなってしまうこともありがちです。しかしこの循環備蓄なら、日常のなかで無駄なく消費もできます。

栄養バランスよく備蓄する
 「循環備蓄」に加え、持ち出せるものをある程度用意しておくことも大切です。
 災害が起きた当初には、電気などのインフラが整っていなくても食べられるものが必要になります。つまり調理しなくても食べられるもの……魚の缶詰やカレーなどのレトルト食品、栄養補給用ゼリー、クッキーやドライフルーツなど、食器がなくても開封するだけで、場所を選ばすどこでもすぐに食べられるものです。さらに、災害はいつどこで起きるかわからないので、ある程度の飲み物、食べ物を常に持ち歩くようにすると安心です。 
 また、栄養バランスを考えることも大切です。タンパク質、ビタミン、ミネラル源となるものをバランスよく用意しておくといいでしょう。パスタ類やカップ麺、小麦粉やお米などのエネルギー源となる食品に加え、缶詰やレトルト食品も今はあらゆる種類がバラエティー豊かに揃っています。自分の口に合うものを探して備えておくのもおすすめです。
 阪神淡路大震災を経験したある料理研究家の方は、被災時の子どもにとって、特に豆を食べることが大切さだと説き、子どものための緊急時の食べ物に、ようかんや炒り豆などを加えることをすすめています。実際、WHO(世界保健機関)では、飢餓地帯の子どもに対し、最小限の食べ物しかないときでもその10%を豆に置き換えることで、子どもの脳の発達が保障されるとしています。幼い子どもは、大人よりダメージを受けやすいものです。その子の体質なども考慮に入れ、備蓄品を考える必要があるでしょう。(参考:坂本廣子『地震の時の料理ワザ』)

甘いものには心を癒す力がある
 東日本大震災で被災された方からは「甘いものに癒された」という声も多かったようです。食べ物は心を癒すものでもあります。「おいしい」という感覚によって勇気がわいてくることもあります。元気のないとき、疲れているときに、どんなものを口にしたいと思うかを自分なりに考え、備蓄品に加えてみてもいいでしょう。
 また、冬に災害が起きたときは暖かい食べ物が必要となります。カセットコンロやアウトドアの調理器具など、簡単に調理ができ、お湯をわかせる道具を準備しておくことも大切です。
 そして、災害用に備蓄した食品のチェック日を設けることも忘れずに。期限が切れて捨ててしまうことになるともったいないので、半年に一度、または1年に一度……たとえば毎年3月11日をチェック日と決めて、消費期限が迫っている食品を、1年間無事に過ごせたことに感謝しながらいただいてもいいかもしれませんね。

食による二次災害も視野に入れる
 東日本大震災では、野菜不足による便秘の問題、離乳食や高齢者用のやわらかい食の不足、糖尿病や高血圧などで食事療法が必要な方のための食事の不足などの問題も生じたといいます。また、アレルギーをもつ人は食による二次災害が起きる可能性もあるかもしれません。災害時にアレルギー症状が出ても、病院で充分な治療ができないこともあります。備蓄食品は体質にあったものを充分に用意しましょう。
 食中毒などの二次災害にも注意が必要です。清潔な食器がなければ、食器をポリエチレンラップにくるんで使用するなど、衛生面にも充分配慮が必要です。 災害への備えついて詳しい情報や、体験者の声などは、書籍やインターネットなどでも広く紹介されています。被災者の方によるアイデア料理などもあり、とても参考になるものです。
 そうした知識から学ぶのと同時に、日頃からアウトドア体験をしたり、お鍋でごはんを炊いてみたり、缶詰や乾物を使った料理を工夫してみたりするなど体験を重ねておくと、いざというときに役立つもの。乾物などは栄養価も高く、火を通さなくてもおいしくいただけるものもあるので、忙しいときのもう1品として、常備しておくと日常でも重宝します。
 私たち現代人は、便利なものに囲まれ、限られたもののなかで工夫することを忘れがちです。地震の多い国に暮らすからには、限られたもののなかでいかにやりくりしていくか、サバイバルの智恵を身につけておきたいものです。
<らくなちゅらる通信編集部>

さらに詳しい情報は防災特集ページ>>

女性力アップ月経が楽しく、ラクになる!<第二回>

女性が、自然体の自分を楽しむためには?布ナプキンを通じて女性のライフスタイルの提案をする、布ナプキン『うふふわ。』の内田登代紀さんによる連載を三回にわたってお届けします。

アンバランスの中でバランスを保つ“女性”
 ホルモンとは、脳からの指令を受け血液によって身体のあらゆる組織に運ばれ、臓器などの機能を調整するものです。女性の卵巣から分泌される2つのホルモン「エストロゲン」と「プロゲステロン」のことを「女性ホルモン」といいます。この2つには、それぞれに得意分野があります。
 「エストロゲン」は、女性の魅力をUPさせることが得意(丸みをおびた体系、豊かなバスト、肌や髪をつやつやに、瞳も膣もウルウルさせるなど)。「プロゲステロン」は、お母さんになるための準備が得意(赤ちゃん卵を迎えるために、ふかふかのベットのような子宮内膜を準備、体温を上げる、水分・栄養分を蓄えるなど)。この二つのホルモンは、バランスを変化させながら平均28日間のサイクルを繰り返します。月経後から排卵にかけて「エストロゲン」が増え、排卵後からは「プロゲステロン」が優位に。妊娠(着床)した場合はそのままプロゲステロンが赤ちゃん卵を育てていきますが、妊娠しなかった場合は減少し、子宮内膜のベッドも排泄されます(月経)。そして「次回こそ!」とエストロゲンが増えて行く……ということが繰り返されます。
 「それじゃあ、サプリでエストロゲンを増やせばキレイになるの?」という声が聞こえてきそうですが、私たちの身体はそう単純なものではありません。エストロゲンを増やすサプリなどを摂取しすぎると、連動してプロゲステロンも増え、子宮内膜を厚くしようとします。それによって経血の量が異常に多くなったり、PMS・月経痛などの要因になってしまったりします。またエストロゲンの中にはカルシノゲンと呼ばれる発がん物質としての性質があり、エストロゲンが多い女性では、がんの発症率が高まる傾向が見られるそうです。あくまでも、自然な食生活が大切です。
 この月経サイクルを意識に落とし込む方法が「基礎体温」です。(表参照)月経が終わってすぐは低め、排卵の時に少し下がり翌日から高温に。高温からだんだんと低くなってきたら月経がはじまる……。月経期間と排卵のタイミングを認識して身体と心の癖を知れば、それに合わせてスケジュールの調整もでき非常に効率的。無理をせずに、本当の力を出せる本当の美人になるために、大切なことです。

更年期…それは第二の人生のはじまり
 40代半ばから50代頃には卵巣機能の低下に伴い、ホルモン分泌も少なくなり閉経していきます。この時期を更年期と呼びますが、閉経したからといって当然「女ではなくなる」わけではありません。むしろそれまで二つの女性ホルモンのバランスによって左右されていた心と身体の変動が安定して、とても過ごしやすくなります。 「更年期障害」という言葉をよく耳にします。女性ホルモンの低下に連れて、自律神経失調による体温調節機能低下や“セロトニン”という幸福感を感じるホルモンも一緒に低下することが主な原因と言われます。けれど、安易に“障害”として片づけてしまう前に、考えてみて欲しいことがあります。
 心の中に、性的な「悲しみ」や「諦め」「寂しさ」「緊張」がないか。“今”のあなたは、性的に心から満たされているとハッキリ言えますか? セックスだけが性的な欲求とは限りません。パートナーとの触れ合い……手を触る、肩を揉むだけでもいい。スキンシップによる触れ合いがありますか? パートナーが居なくても、韓流スターやイケメン店員にトキメク心がありますか? 五感を満たすアートに触れて“感動”しているでしょうか。
 「満たされていない」心のまま女を生きると……閉経という第二の人生のスタート地点で、身体がサインをちゃんと出してくれます。身体の症状というものは(前回も書きましたように)、あなたを苦しめようとして起こるのではありません。まずはそのことを認め、真の原因を受け入れることができたら、きっと楽になる糸口を見つけることができるでしょう。
 閉経を迎えることに「不安」や「寂しさ」をもつ必要はないと思います。アンバランスから解放された“第二の人生”を、密かに楽しみにしていても良いのではないでしょうか。


執筆
幸せのタネ たんぽぽ
オーナー
内田 登代紀
一児の母親業の傍ら、2008年に布ナプキンのメーカーを起業。女性職人10名で手作りしている『うふふわ。』は、酵素精錬ガーゼを使用し、やさしい花言葉のメッセージが込められています。

- 特集 - 2014年3月発刊 Vol.78

今月の記事

びんちょうたんコム

累計122万件出荷!自然食品、健康食品、スキンケア、エコロジー雑貨、健康雑貨などのほんもの商品を取りそろえております。

びんちょうたんコム 通販サイトへ