食なきところに生命現象なし。マクロビオティックが世界に広がった背景の一つに、食事療法としての位置づけがあります。どんな重篤な病でも口から食べ物が入るうちは何とかなる可能性がある、というのがマクロビオティックの考え方です。そもそも病気になる原因は自然の秩序を乱した食べ方にあり、自然に立ち返る、いわゆる「食い改め」をすることによって体内環境を自然に元に戻し、症状を改善することが可能になります。それが「元の気」すなわち「元気」です。
たとえ西洋医学に見放されたとしても、食事を見直すことで元気を回復された方は数知れず。しかし、病気が進行しすぎた場合や、重篤な症状の場合は簡単にはいきません。努力をしても間に合わないことはあります。家族が一生懸命に食事の世話をしても感謝を持てない方は、なぜか改善の兆しが一向に見られないという様子も何度も見てきました。それでも、口から食べ物が通る場合は望みがあります。特におばあちゃんの知恵として昔から知られている黒炒り玄米スープは、起死回生の食べ物ともいわれ、医師から見放された人に多用されてきました。いわば手当て法の最高峰です。
大切な人が重篤な状態に陥ったら、誰しも「これっきりですか」と心配になるものです。藁にもすがる思いで西洋医学に救いを求めても限界があり、最新医療と称し処方された新しい薬が実験材料まがいのもので、苦い思いをする残念な場合もあります。自分の大切な人が重篤な病に侵されたら、どのような手段を講じても治したい。食事に可能性があるのなら、最善を尽くしたい思いは誰しも同じでしょう。
プレマが開発した黒酵母
1970年代にさとうきび由来の原糖から偶然に発見されたのが、黒酵母菌(Aureobasidium<アウレオバシジウム>)です。自動販売機が普及し始め、清涼飲料水業界がバラエティ豊かな商品を次々に投入し、市場の飛躍的な拡大を図っていたころ、業界内に生じた問題が、清涼飲料水に濁りが生じるということでした。液体の透明感が追求されていたにも関わらず、どうしても白濁物質が生じ、瓶の底に沈殿したように見えたのです。この「濁り」の除去に手を焼いていたときに、多くの可能性を秘めているといわれた物質こそが黒酵母菌です。
研究の結果、黒酵母菌がゲル状の水溶性多糖類であるβグルカンを生み出していることがわかりました。そしてこの黒酵母菌から生じる発酵液が持つさまざまな不思議な性質が認められ、以来、日本国内で研究が続けられました。βグルカンにはいくつかの種類があり、そのなかで黒酵母由来のβ‐1,3‐1,6‐グルカンを用いた製品が、弊社オリジナルの「元気無限の素」です。試行錯誤を経て、やっと納得のいく状態に仕上がりました。
実はこの製品は、自身や家族に病気を抱える社内のスタッフ向けに考案されたものです。「もうこれっきりですか」と嘆く人の救いになればと弊社代表の中川が開発しました。発酵の力を借りて、無限の可能性を引き出すお手伝いができる品であると確信しています。病気になると食べることがつらくなるものですが、この元気無限の素は、食べやすさを第一前提に作られています。お菓子感覚で食べられるのが特徴です。医師に相談してもなかなかいい結果が得られない場合などにお試しいただけると幸いです。食べ物が命をつないでくれるという自覚が、無限の自由、永遠の幸福、絶対の正義の世界に入る第一歩になるかもしれません。