コロナ禍が終息し、さらに円安の影響で日本にやってくる外国人観光客が増え、京都は観光客で溢れるようになりました。また、円安の影響により、日本人が海外の旅行先で自炊するのが流行っているそうです。国内でも、コロナ禍のときに外食が禁止されたことやリモートワークが一般化したことがきっかけで、自炊する人が増えたと聞きます。これらの傾向により、調味料の消費量が増加しています。
そもそも食の乱れは、便利な出来合いの加工食品に頼り過ぎて、偏った食生活を送ることに大きな要因があります。日本の加工食品には、さまざまな食品添加物が含まれているうえ、一般的な農産物には、農薬や化学肥料が使われています。口に入れるものなのに、化学物質で溢れているのです。それらの害については、徐々にエビデンスが出てきつつあるものの、今はまだ国が安全だとしているので、知らずに食べて体調を崩す人は後を絶ちません。
もし加工食品から人工甘味料を摂り過ぎていたり、野菜や果物が農薬まみれであることに気づかずに食べ過ぎたりしていて、病になってしまったと気がついたなら、私たちはその間違いを正すことで健康を取り戻すことができます。失われた健康を取り戻すカギは、「正しい食べ物」を「正しく食べる」ことにほかなりません。「自学」「自問」「自答」の精神で、他者に頼らず、自身の判断力を高めて、なにを大切にしてどこに価値を置いて生きていくのかを考えましょう。本来の食に立ち返り、自炊して食することが食の原点であることを見直すときがきたのかもしれません。おいしく健康的な食は、家族の手料理に勝るものはありません。
魚から摂る栄養
自炊するときの大事なポイントは、安全で品質の確かな調味料を選ぶことです。特に毎日使う調味料ほど、昔ながらの作り方で無添加であることが健康づくりに必須です。特に油は注意を要します。できれば国産原料が良いのですが、残念ながら、油の原料は、ほぼ輸入に頼らざるをえません。そのなかでも、特に気をつけるべきは、油の作り方です。一番良いのは低温圧搾法(コールドプレス)です。なぜなら、油は熱を加えると酸化しやすく、酸化した油を摂ると体に負担がかかるからです。安価な油は、化学溶剤を使って原料の作物から油を抽出する方法が使われますが、抽出時に熱を加えるのであまりお勧めできません。また、原料の作物に農薬や化学肥料が使わていると、微量であってもそれらが油のなかに含まれるので、毎日、日常的に使う油は、オーガニックのものに越したことはありません。
そして、健康のためには、油に含まれるオメガ3やオメガ6、オメガ9と呼ばれている脂肪酸をバランスよく摂る必要があります。日本人は、昔から魚を食べることでオメガ3脂肪酸を補ってきました。最近は、異常気象の影響で魚の水揚げ量が減ったり、魚より肉を好む人が増えたりして、魚から摂るオメガ3脂肪酸の量が減っています。オメガ3脂肪酸は、お腹の健康をつくるうえで欠かせませんので、意識して摂ったほうが良いでしょう。
そこで弊社がお勧めするのは、有機サチャインチオイルです。一般的にオメガ3脂肪酸を多く含む油は熱に弱いとされていますが、この有機サチャインチオイルは、熱に強く、加熱調理でも使えるところが特長です。この度、パッケージのデザインを一新して、再登場。南米で伝統的に食されてきた、サチャインチを有機栽培し、その実を低温圧搾法(コールドプレス)で搾った油です。安心してお使いいただけます。