本紙連載「Mie’sマクロビ通信」(11ページ)でおなじみの料理研究家・中美恵先生のクッキングサロンが毎週金曜日、Mie’sRecipeの体験会として開放されています。取材におうかがいしました。
食べたい分量は体に聞いて
マクロビオティック料理研究家の中美恵先生のクッキングサロンは表参道駅から徒歩3分ほどの場所にあります。金曜日を「まじょカフェ」として開放し、その他の日はお弁当を体験として販売しています。
迎えてくださったのは、スタッフの渡部まどかさんと本田博子さん。キッチンで忙しく動きながらもお客様と会話を交わし、店内は明るい雰囲気でにぎわっています。料理は、自分で盛りつけるセルフスタイルです。
「『最幸盛』といっていますが、体の声を聞きながら『幸せ』と感じる量を盛ってみてください。うちの料理はたくさん食べても、胃がもたれませんよ」と本田さん。
「食材は愛情をかけて育てられたものを使っています。農家の方や八百屋さんが野菜を直接届けてくださることもあるんです。お客様に畑のぬくもりを感じていただけたらうれしいですね」。(渡部さん)
食事の大切さを、多くの人に体感してもらいたくて
そもそも、カフェを開いたきっかけは何だったのでしょうか?
「マクロビオティックのすばらしさを、楽しく多くの方に伝えるにはどうしたらいいかと考えたとき、『カフェ』を思いつきました」。と渡部さん。「楽しく」という理念は、お店の名前「まじょカフェ」にも表れています。食は幸せを呼ぶ魔法のようなものだから、料理を作る人はいわば魔女。スタッフにも魔女ネームがついているとか。
「とにかくおもしろく、がモットー。そして頭ではなく、感覚で『食の大切さ』を知ってほしいから、あえてマクロビオティック、とうたっていないんです。玄米のおいしさを多くの人に伝えたい、と玄米お結びを無料で配る活動もしているんですよ」。(渡部さん)
「私も最初は『お結び食べませんか?』とナンパされました(笑)。それがきっかけで通うように」。といらしていたお客様。「夕方になると疲れてだれがちですが、ここのランチを食べるとだれることなく高いテンションを保てるんです」。と語ってくださいました。
月のリズムに添ったレシピで体がラクに
カウンターには、おいしそうなお料理がずらり並びます。
「今日は月が満月から欠けていく下弦なので、それに合わせてレシピを選びました。下弦には、体をしめるような食材、調理方法を用います。逆に満月に向かっていく上弦には体をゆるめるようなレシピを。自然のリズムに添った食事だと体がすごくラクになりますよ。
基本的には、添加物や調味料でごまかさず、食材の味を生かして調理しています。食材やそれを作った人、また食べてくれる人への感謝の気持ちを込めることも忘れずに……。『何をどう食べるか』の選択が幸せとつながっていることを、お客様に体感してもらえたら、うれしいですね」。(渡部さん)
その場がぱっと明るくなるような笑顔がすてきな渡部さん。でも、研究生の頃は無意識に怖い顔になってしまい、「人に教える立場になるんだから笑顔で。」と中先生に注意されたこともあったとか。
「自分らしさが発揮できず、無意識に表情がかたくなっていたのだと思います。でも今は、食べ物のおかげで自然に笑顔になれるように。人は食べ物によって印象も変わることを実感しています」。
食べ物で表情が変わる……「みけんにしわが寄ってしまうのも、食べ物のせいなのでしょうか」と問うと、「肝臓が疲れているかもしれないので、青菜や梅しょう番茶を摂るといいですよ」とアドバイスしてくださいました。
カフェでは、ちょっとした会話の中で、食を学ぶこともできます。おいしい食事と、食への気づきがある「まじょカフェ」。訪ねれば元気になれること間違いなしです。
クッキングサロン情報 以下、ご紹介するもの以外にも、気軽に参加できるコースも。スケジュールや講習料など、詳細は「Mie’sRecipe クッキングサロン」ホームページをご覧ください。 [ルナマクロビ] 1ヶ月の過ごし方の講義と中美恵さんのカウンセリングが受けられるコース。 クッキングライブ後にお料理も味わえます。 [ルナマクロビクッキングコース] 月のリズムに合わせたレシピ4品を作ります。マクロビオティックや月のリズムについての基本を楽しみながら学べます。 [マクロビダイエットルナプログラム] 「玄米クリーム」を1日1回、28日間食べて体を変化させるプログラム。丁寧なカウンセリングで楽しみながらダイエットを! |
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